埼玉県立川越女子高等学校
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埼玉県立川越女子高等学校(さいたまけんりつ かわごえじょしこうとうがっこう)は、埼玉県川越市六軒町にある県立女子高等学校。スーパーサイエンスハイスクール指定校。通称は「川女」。
概要
- 1906年(明治39年)に川越町立川越高等女学校として開校して以来、県下屈指の進学校として知られる。かつては寄宿舎も建てられ、この学校へ入学することを目指し今も遠方からの受験生が多い(例:秩父市や飯能市や嵐山町やときがわ町や小川町など)。
- 最寄は東武東上線川越市駅と、西武新宿線本川越駅。
- 文化祭は紫苑祭といい、来校者は1万人という高校にしては異例の盛り上がりを見せる。県西地区では埼玉県立川越高等学校の「くすのき祭」と並び称される。紫苑祭は毎年、有志により生徒主導で行われている。
- 文武両道を目指しており、体育祭・文化祭などの行事、部活動にも力を入れている。
- 校内にたつ「乙女の像」という銅像が、「トメゾウ」と呼ばれ学生に親しまれている。
- トメゾウの妹分の「春を訪ねて」もいる。2010年10月4日に除幕式が行われた。最近ではトメゾウにちなんで「ハルゾウ」とも呼ばれている。
- 入学式翌日から数日間、先輩から“ハッチ”という踊りを指導・伝授される。ハッチは新入生歓迎会や後夜祭で踊られている。
- 2006年からクーラーが導入された。
- 2学期制、65分授業、隔週での土曜授業などをとっている。
- 入学時に一年生は音楽、美術、書道の三つの芸術科目の中からひとつを選択する。これを参考にクラス編成をするので、音楽選択の者だけで編成されるクラスや、三つの科目とも選択している者がいる混成クラスがある。
- 入学式では、新入生の入場時に2、3年生がハレルヤ・コーラスを合唱して迎え、卒業式には生徒全員で歌い3年生は巣立っていく。
- 敷地内にあるトチノキの巨木には毎年たくさんの実がなり落ちてくる。
- かつてドラムコーズ部があり、紫苑祭や体育祭でのデモンストレーションは見事であった(特にハチャトリアンの剣の舞)。 そのレベルの高さや自ら製作する衣装に憧れ入学してくる生徒も多くいたが、早朝から夜遅くまで熱心に練習した結果近隣住民から苦情があり、ついに廃部に追い込まれた。ドラムコーズ部は現在カラーガード部という形で再結成され、活躍を続けている。
- 2006年度より、これまで伝統だった競歩大会がロードレースに変わった。
- 川女の周りに出没する変質者は川女マニアと呼ばれている。
- 2010年夏に図書館棟のリフォームが行われた。
- 2013年夏に本館の工事が行われた。
代々受け継がれる歌
文化祭や体育祭などで活躍した人物を讃える歌がある。代々受け継がれている。 歌は以下である。 タンが1拍、タが1/2拍で、手拍子。活躍した人物がスピーチをした直後に「ちょっと待ったァァー!」と関係者が言ってから始まる。
- 関東平野に <タン・タン・タタタ>
- 朝日が昇るよ <タン・タン・タタタ>
- 我らが勇者に <タン・タン・タタタ>
- 拍手を送ろう <タン・タン・タタタ>
- 拍手! <タタタ>
- 拍手! <タタタ>
- フー <拍手>
2008年11月26日講堂で行われた講演会で、国連人口基金親善大使の有森裕子に生徒の有志よりこの歌が贈られた。
部活動など
<運動系>
<文化系>
- カラーガード部
- 吹奏楽部
- マンドリン部
- 弦楽オーケストラ部
- 音楽部(合唱)
- フォーク部(軽音楽)
- 茶道部
- 翠松会(茶道)
- 華道部
- 箏曲部
- おいしんぼ部(調理)
- 被服部
- 漫画研究会
- 美術部
- 書道部
- 地球天文部
- 生物部
- 写真部
- 英語部
- 放送部
- 英語劇部
- 演劇部
- 新聞部
- 文芸部
- 園芸部
<その他>
- 華組
- 紫実
- 体実
- SSG
その他
- 正門の前には桜並木が広がり春には満開となって川女を彩る風景となるが、川女のものではない。しかし桜並木の清掃は生徒が行っている。
- 川越市駅から登校してくる生徒の多くは、車道ではなく、とても細い民家の裏道のようなところを通ってくる。道の利用者の大多数が川女生であることから、生徒たちはその道を「川女ロード」と呼んでいる。
- 昼頃のみの購買は川女生に人気だが、食堂の利用率はかなり少ない。そのため2005年の中ごろにそれまで存在はしていた食堂がなくなった。
- 2009年に自動販売機の値下げが行われた。ペットボトルが150円から100円、缶は120円から80円。
本校出身の有名人
- 石井道子(元環境庁長官)
- 小宮悦子(フリーアナウンサー、フリーキャスター)
- 野崎由美子(フリーアナウンサー)
- 田丸美寿々(フリーキャスター)
- 荻原弘子(元日本テレビアナウンサー)
- 金子圭子(弁護士)
- 上田三根子(イラストレーター)
- 吉田香織(陸上長距離選手)
- 青池奈津子(元中部日本放送アナウンサー、日テレNY MBLリポーター)
- 古川枝里子(中部日本放送アナウンサー)
- 長島有里枝(写真家)
- 川口智子 (元子役)
- 栗原冬子(元タレント、フリーアナウンサー羽鳥慎一前夫人)
- 鈴木若葉(柔道家)
- 紫野貴李(小説家)