The Water Of Life

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テンプレート:Infobox Musician The Water of Life(ザ・ウォーターオブライフ)は、HAPPY DRUG STORE清水和彦のソロユニット名である(ただし、デビューはこちらが先)。原語は新約聖書の一節にあり“不滅の命を与える水”という意味である。

清水和彦

1971年3月15日滋賀県長浜市に生まれる。13歳の時に兄のギターを借りて弾いたのが音楽との出会い。19歳で下関シーモール・アマチュアバンド・コンテスト「ミュージック・エイド '90」に参加し、優勝。以後、楽曲製作とオーディション応募の日々が続く。桃山学院大学時代にはアコースティックギターサークルで活動し、数々の楽曲を製作していた。

1994年ソニーレコードSD制作部主催のオーディション「Voice 2」にて2200人の応募者の中からトップで合格。再び製作期間に入り、デビューまでに200曲を超える曲を書き続けたといわれる。

1997年10月1日、デビューシングル『うそ』発売。1998年10月1日、1stアルバム『コクハク』発売。ヒロシミ→ズ(→HAPPY DRUG STORE)結成の2000年までほぼ2か月ごとに作品を発売していた。

また、1990年代後期のミュージシャンとしては早くからインターネット上にウェブサイトを開設したり、ネット上限定の企画やインターネット上での番組配信などをいち早く行っており、当時としてはかなり斬新な試みを多く行っていた。これらの一部は現在でも公式ウェブサイトにて閲覧可能である。

なお、彼のトレードマークとしていたJONKO製作のWATER君はもともとはネット上のキャラクターである。ネット上から生まれた自分のキャラクターを自身のCDやPVに登場させる演出はYUKIなどが近年行っているが、日本のミュージシャンとしてはWOLが先駆けとなっていた。

晩年の2002年から2003年にかけては椛田早紀の実質的なプロデューサーとしても活躍していた。

2004年1月29日、交通事故にて死去。テンプレート:没年齢

こぼれ話

  • 自分が関連するイベントは名前のとおりか、ほぼ雨が降るという「大雨男」として知られていた。死後もそれは変わらず、清水関連のライブにはよく雨が降ることから「今日は清水が来てるな〜」と関係者に思わせるという。
  • 事故当時は乗っていた車は大破し、愛用のギターも根元から真っ二つに折れてしまうというほどの惨状であったが、何十曲にもおよぶと思われるデモテープ音源だけは奇跡的に無傷で残り、「あいつギター持って曲だけ遺して逝きやがった」と言わしめたという。
  • とてつもないウンチク好きで、ライブ前のフリータイムなどはメンバーに延々と意味のわからないことやどうでもいいことに関して語る人物であったという。ただし、音楽に関することは大真面目で、特にHAPPY DRUG STORE関連の楽曲製作は小林に対して絶対の信頼を置いていたという。
  • 相棒であり、生涯の友人となった小林からは自分とは正反対に運動オンチであったことも明かされている。その様子はHAPPY DRUG STOREのDVDで確認可能であるが、サッカーのリフティングすらマトモにできないほどであった。
  • 使用していたパソコンはWindowsで、WEBデザインから楽曲の編集まで行うプロ並の知識を誇っていた。相棒の小林は「ミュージシャンはクリエイティブな仕事」として彼の存命中は一度もWindowsを使わず、Macintosh派だったとのこと。なお、小林はサラリーマンミュージシャンとして活動している現在は会社のWindowsをきちんと使っている。
  • TFM系列の番組DEEPER STREET木曜日で「DEEPERSTREET木曜日向上委員会」というコーナーにレギュラー出演。番組スタッフを率いてパンクバンドDAMEZを結成。毎週、新曲を発表するという企画を実行したた。(バンド内では、ピエールと名乗り、作曲、G、Keyを担当していたものと思われる)

作品(現在すべて廃盤)

8cmシングル

  • First Morning(SRDL-4443 / 1998年1月21日 / SONY MUSIC)
    1. First Morning
    2. お気楽JOURNEY
    3. First Morning(Backing Track)
  • 水の言葉(SRDL-4507 / 1998年4月22日 / SONY MUSIC
    1. 水の言葉
    2. 喜怒哀楽
    3. 水の言葉(バラード・ヴァージョン)
    4. 水の言葉(Backing Track)
  • 風のすみか(SRDL-4553 / 1998年8月21日 / SONY MUSIC)
    1. 風のすみか
    2. ゴメンナサイ
    3. 風のすみか(Backing Track)
  • クロール(SRDL-4638 / 1999年7月1日 / SONY MUSIC)
    1. クロール
    2. あの場所で
    3. クロール(Backing Track)
    4. あの場所で(Backing Track)

マキシシングル

  • うそ(SRCL-4025 / 1997年10月1日 / SONY MUSIC)
    1. うそ
    2. うまくやれよ
    3. Cross
    4. 花はどこへ行った
  • Long Long Road(SRCL-4716 / 1999年11月20日 / SONY MUSIC)
    1. Long Long Road
    2. 花火(OYOBI track)
  • ART IN NAGAHAMA(限定シングル)(WM-1001 / 2002年10月1日 / 自主制作)
    1. ART IN NAGAHAMA
    2. 星のかけら

アルバム

コクハク
the WATER of Life in TAKASAKI ACOUSTIC HISTORY
WATER MUSICのみで発売されたライブ盤
シャワー
Live for 君の味方で発売されたミニアルバム
a tribute to the water of life「太陽の子供たちへ」
逝去後にWATER MUSICのみで発売されているトリビュート盤。WOL自身の未発表曲も収録

提供曲

タイアップ

また、松崎菊也のいかがなものかのテーマ、BGMを手がけた。

関連項目

外部リンク