天上山 (東京都)
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天上山(てんじょうさん)は、東京都神津島村の神津島にある山で、島で最も高い山である。山頂付近は、神津島字天上山である。
火山であって、山頂付近は火口原となっており、ババ池、不動池、千代池(せんだいいけ)などの池が点在する。また、火口原中央と南西部にそれぞれ「表砂漠」「裏砂漠」と呼ばれる、砂の堆積した地域がある。(右の写真で中央の細長い白い部分と、右の白い部分である。)
最高地点は、火口原西の、外輪山上の571.5mの三角点であるが、他に、529m、524mなどのピークがある。また、東尾根上に503mの櫛ヶ峰がある。
山頂付近から西南西に向けて神津沢の谷がえぐられており、これによって西斜面は黒島(南)と白島(北)の2つに大きく分けられる。黒島と白島のそれぞれに登山道がある。神津沢は神津島の中心集落の北部、神津島港の南で太平洋に注ぐ。
外輪山の東に2つの展望地があり、その内のひとつは、新東京百景に指定されている。展望地からは、伊豆大島、利島、新島、式根島、三宅島、御蔵島などが見渡せ、また、山の別の場所からは、伊豆半島も望むことができる。
噴火活動としては、838年(承和5)に大規模な噴火をしたことが明らかになっている。