古学
- 江戸時代の学問で儒教の一派。本項にて解説。
- 特に聖学を指す場合がある。
- 国学の別称。
古学(こがく)は、朱子学を否定する江戸時代の儒教の一派。山鹿素行の聖学(これを特に古学(こかく)と言う)、伊藤仁斎の古義学、荻生徂徠の古文辞学の総称。
後世の解釈によらず、論語などの経典を直接実証的に研究する。その実証的な研究態度は国学などに影響を及ぼした。江戸中後期に流行し、越後長岡藩では藩校が建設された当初、古義学と古文辞学の両方が藩学となっていた。
他方、寛政異学の禁では「風俗を乱す」という理由で江戸幕府及びこれに倣う諸藩で公式の場での講義を禁止された。
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