唇音化

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唇音化(しんおんか)とは、第一次調音に加えて第二次調音として上唇と下唇が接近し、唇の丸みを伴うことをいう。円唇化ともいう。

国際音声記号では、子音については補助記号[ʷ]がつけられ[tʷ][dʷ]といったように表記される。母音については円唇母音の記号が用意されており、補助記号によって円唇の強弱が表記可能である。

日本語ではかつて合拗音として「くゎ」「ぐゎ」が存在したが、近世には消滅し、「か」「が」に合一し、一部の方言には残存するのみとなった。このような歴史的変化は他の言語にもみられる(唇音退化参照)。

英語などでは、音素[[無声後部歯茎摩擦音|テンプレート:IPA2]], [[有声後部歯茎摩擦音|テンプレート:IPA2]] が常に[ʃʷ], [ʒʷ]として発音される。