作業療法
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(作業療法学から転送)
- 作業療法 (さぎょうりょうほう、英語:occupational therapy) は、作業をできるようにすることで人々の健康状態と幸福感の改善をもたらす。
- 作業には仕事、遊び、日課、休息が含まれる。
- 作業ができるとは、人々が仕事を適切にやり遂げられる、心楽しく遊ぶことができる、日々の生活習慣を整えられる、上手に休養することができる、という意味である。
- 作業療法の基本目標は、人々が日常の作業をできるようにすることである。
- 作業療法士の仕事は、作業ができるようクライエントの能力を強化したり、環境を整えることである。
- 作業療法の効果は、クライエントが作業できるようになったかどうかで判断される。
作業療法の基礎学問
作業療法の理論的基盤
など
作業療法の効果判定で使用される主たる道具
など
日本の作業療法の歴史
- 1963年 - 作業療法士養成校設立
- 1965年1月 - 精神科作業療法協会(現:NPO法人POTA)が設立される
- 1965年6月 - 理学療法士及び作業療法士法制定
- 1966年 - 第一回国家試験。日本作業療法士協会設立
- 1972年 - 日本作業療法士協会が世界作業療法士連盟に加盟。
- 1974年 - 身体障害作業療法と精神障害作業療法に診療報酬点数化
- 1979年 - 文部省管轄による養成課程開始
- 1992年 - 四年制大学における養成課程開始
- 1996年 - 作業療法学のための修士課程設置
- 1998年 - 作業療法学のための博士課程設置
世界の作業療法の歴史
- BC4c-3c(ギリシャ) ヒポクラテスがクライエント(当時は患者と呼んだ)の回復のために作業を行わせた。
- AD1c(ギリシャ) ガレノスが「仕事は天然の医師なり」と言い、作業を治療に活用した
- 18c後半(フランス) ピネルが道徳療法という名のもとで、精神科治療のために作業を用いた。
- 18c後半(アメリカ) ラッシュがアメリカで作業療法をはじめて導入した。
- 19c前半(イギリス) テュークが精神科治療のために作業療法(当時は仕事療法と道徳療法と呼称)の重要性を強調した。
- 1916(日本) 呉秀三が日本に作業療法をはじめて導入した。
- 1917(アメリカ) バートンがアメリカで作業療法の協会を設立した。
- 1946(日本) 水野祥太郎が身体障害者公共職業補導所で作業の評価と指導を開始した。
- 1952(世界) 国際作業療法士連盟が設立された。