バルガス州

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バルガス州(バルガスしゅう)は、ベネズエラの中北部にある州である。カリブ海に面した海岸地方で、首都カラカスの北にある。属する市町村はバルガス市のみで、州都はバルガス市のラ・グアイラ。面積1496.5 km²、人口30万9134人 (2000年)。

地理

北にカリブ海に面し東西に細長くのびる。南はアビラ山を抱えるカリベ山脈(コスタ山脈とも)である。西はマヤ川でアラグア州に接し、東はチュスパ川でミランダ州の境である。南の境界は、東側でミランダ州に、西側では首都地区と接する。

山が海岸まで迫り、平地に乏しい。降水量が多く、カリベ山脈からたくさんの小さく急な川を通って海に下る。この地形が、1999年12月に大水害を起こす原因になった。州の東西にたくさんの浜辺がある。州の中部海岸に、カラカスの外港ラグアイラと、マイケティア国際空港がある。

産業

農業と漁業が中心だが、州の中部には工場も立地する。空港付近にホテルが多く、都市部から離れた東西両側の浜辺はリゾート地である。

もとは連邦地区に属するバルガス市であったが、1998年の法律で独立した州になった。バルガス市はそのままで、管轄範囲を同じくする州政府と市役所が並立する。

交通

カラカスの北にある海港がラグアイラで、16世紀からカラカス市の海の出口として発展した。その西隣にマイケティア国際空港シモン・ボリバルがある。両者とカラカスの間を結ぶ道として、カラカス・ラグアラ自動車道がある。かつてラグアイラとカラカスの間には鉄道が通っていたが、廃止された。他、海岸沿いに道路が延びる。

政治

州知事 - アントニオ・ロドリゲス・サン・フアン(Antonio Rodriguez San Juan、2001年-)

市長 - アレクシス・トレード (Alexis Toledo)

市町村と区

ファイル:Mamo2004-9-11.jpg
中部の海岸(2004年9月)

バルガス市の下に、11の区がある。

テンプレート:ベネズエラの地方制度