カマドドリ科
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カマドドリ科(カマドドリか、学名 テンプレート:Sname)は、鳥類スズメ目の科である。分類によってはカマドドリ上科 テンプレート:Sname とも。
カマドドリ(竈鳥)と総称されるが、狭義にはカマドドリ亜科をカマドドリと呼び、オニキバシリ(オニキバシリ亜科)とは区別される。
特徴
新熱帯区(中南米のほぼ全域、ただしカリブ諸島を除く)に生息する。
一部の種(主にカマドドリ亜科カマドドリ族)が、枝の上に、あるいは人工物の上などに、泥でできた竈(かまど)状の巣を作ることから、カマドドリ (テンプレート:Lang-en) と呼ぶ。ただし科全体の巣作りは多様で、地上に枯れ草などで巣を作る種、樹洞を巣にする種なども多い。
- Furnarius rufus nest building.jpg
セアカカマドドリの巣
系統と分類
系統樹は Moyle et al. (2009)[2]; Irestedt et al. (2009)[3]より。
カマドドリ科の姉妹群はアリツグミ科であり、合わせてカマドドリ上科 テンプレート:Sname となる。かつてはカマドドリ上科はカマドドリ科のみの単型だったが、ジアリドリ科の一部がアリツグミ科として移された。
カマドドリ科は3つの亜科に分かれる[4]。ここでのカマドドリ科をカマドドリ上科 テンプレート:Sname とし、3科に分ける分類もある[2]。
オニキバシリ亜科は伝統的には独立したオニキバシリ科とされてきたが、側系統のカマドドリ科に内包されていたため、カマドドリ科に統合された(あるいはカマドドリ科からヤブクグリ科が分離された)。当初は旧カマドドリ科全体をカマドドリ亜科としていた。つまり、カマドドリ亜科にヤブクグリ亜科を含めていた (Sibley & Ahlquist 1990)。カマドドリ亜科のホオジロカマドドリ属 テンプレート:Snamei は亜科の中で最初に分岐したが、別系統でオニキバシリ亜科の姉妹群だとする説もある[3]。
伝統的にカマドドリ科(オニキバシリ科を除く)は、カマドドリ亜科 テンプレート:Sname・マユカマドドリ亜科 テンプレート:Sname・オナガカマドドリ亜科 テンプレート:Sname の3亜科に分かれ、カマドドリ科がカマドドリ亜科(ヤブクグリ亜科を含む)になるとそれらはカマドドリ族 テンプレート:Sname・マユカマドドリ族 テンプレート:Sname・オナガカマドドリ族 テンプレート:Sname の3族となった。これらは分子系統により修正を受け、かなりの属が変更され、またキノボリカマドドリ族が加わった(一部はヤブクグリ亜科となった)。
種リスト
国際鳥類学会議 (IOC)[5]より。73属307種。ただしカマドドリ亜科・オニキバシリ亜科は省略。
ヤブクグリ亜科
- テンプレート:Snamei ジカマドドリ属
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, ヒメジカマドドリ (テンプレート:Snamei)
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, ジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, コウゲンジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, コバシジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, ハシボソジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, ハイイロジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, ウミベジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, チャバネジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, アカバネジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, コシジロジカマドドリ
- テンプレート:Snamei, テンプレート:En, ハシブトジカマドドリ
- テンプレート:Snamei ヤブクグリ属