ウボンラット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(ウボンラッタナから転送)
テンプレート:基礎情報 皇族・貴族 テンプレート:チャクリー王
ウボンラッタナラーチャカンヤーシリワッタナーパンナワディー(ทูลกระหม่อมหญิงอุบลรัตนราชกัญญา สิริวัฒนาพรรณวดี, 旧名、ウボンラッタナラーチャカンヤー、1951年4月5日 - )はタイ王国君主ラーマ9世(プーミポン・アドゥンラヤデート)とシリキット王妃の娘で第1子。外国人と結婚したため、王族籍は消滅したが、離婚したため、王族籍は戻っていないものの王族的な扱いを受けている。
王族籍を保有していた時代は「ソムデットプラチャオルークヤートゥーチャオファー」を冠していて、当時の英語での称号はHer Royal Highness。
略歴
ウボンラッタナはラーマ9世の長女としてスイス、ローザンヌで誕生。少女時代には父親と共にヨットレースに出場するなどスポーツ好きであった。姉弟妹の中でも特に成績優秀でマサチューセッツ工科大学(MIT)に留学している。
MIT在学中に知り合ったピーター・ラッド・ジェンセンと結婚したことにより王族籍が剥奪される(王室典範によるもの)。MITで理学士号(数学)を取得後、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で公衆衛生学の修士号を取得し、同校で数年間教鞭をとる。ピーターとの間には3人の子供をもうけた。
1998年には離婚しタイへ帰国。現在では、ラーマ9世の外戚として王族に準じた扱いを受けている。
子女
- プローイパイリン・ジェンセン - 長女。
- シリキティヤー・ジェンセン - 次女。
- プム・ジェンセン - 長男。スマトラ島沖地震の犠牲者。