イーカロス
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イーカロス(テンプレート:Lang-grc-short, ラテン文字化:テンプレート:ラテン翻字, テンプレート:Lang-la)は、ギリシア神話に登場する人物の一人である。伝説的な大工・職人ダイダロスとナウクラテーの息子。母ナウクラテーはクレータ島の王ミーノースの女奴隷である[1]。長母音を省略したイカロスや、ラテン語読みのイカルスとも表記される。
ダイダロスとイーカロスの親子はミーノース王の不興を買い、迷宮(あるいは塔)に幽閉されてしまう。彼らは蝋で鳥の羽根を固めて翼をつくり、空を飛んで脱出したが、イーカロスは父の警告を忘れ高く飛びすぎて、太陽の熱で蝋を溶かされ墜落死した。彼が落下した海は、彼の名にちなんでイーカリアー海と名づけられた[2]。
楕円軌道を描いて水星軌道の内側へはいる小惑星のひとつが、彼の故事にちなみイカルスと名づけられている。
ギャラリー
- Herbert Draper - The Lament for Icarus - Google Art Project.jpg
絵画『イーカロスへの哀歌』(1898)
- Fall of Icarus Blondel decoration Louvre INV2624.jpg
絵画『太陽またはイーカロスの墜落』(1819、ルーヴル美術館)
- 'The Fall of Icarus', 17th century, Musée Antoine Vivenel.JPG
右下に迷宮が描かれた17世紀のレリーフ
- Ikarus 1993.jpg
『イーカロス』(1993年作品)