イエローキャブ (スラング)
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テンプレート:性的 イエローキャブ(yellow cab)は、日本の俗語。元々控えめで穏やかな性格だった日本の少女が西洋の大都市(通常ニューヨーク)に渡り、日本の厳格な文化的束縛から放たれ誰とでも見境なく性交をするようになった様を表す。[1]。
来歴
日本のノンフィクション作家・家田荘子は自身の作品のタイトルでこの言葉を用いた。この作品はアメリカに渡った日本人女性を描いたルポルタージュである。これにより、日本国内において、日本人女性は欧米でイエローキャブと呼ばれているという俗説がひろまった。実際には、もともとのイエローキャブがアジア系売春婦を表す俗語としても米国では広範に使われていたわけではなく、根拠に乏しいため、家田荘子はその誤解を広めたことについて、テンプレート:誰範囲などから広範な抗議を受けた[2]。
女の例えとしてのタクシー
20世紀初頭ごろのアメリカでは、誰とでも性行為をする女をタクシーと言ったこともあった。しかしキャブにはその用例がない。むしろ、客を「乗せる」売春婦に乗合自動車(タクシー)をなぞらえたのは20世紀前半の日本人であった。だれにでもさせる女を俗に「共同便所」「公衆便所」と呼んだのに対して、料金を払う必要のある女を「乗合自動車」「乗合」と呼んだのである。
脚注
- ↑ http://www.urbandictionary.com/define.php?term=Yellow%20Cab
- ↑ 豊田正義「告発!『イエローキャブ』―マスコミ公害を撃つ!」(彩流社、1994年、ISBN 978-4882022879)
関連項目
- イエローキャブ(曖昧さ回避)