アーノルト (クレーター)
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アーノルト (Arnold) は、月の表側にある大きなクレーターであり、月の北部に位置する。1690年の水星太陽面通過を観測したドイツのアマチュア天文家、クリストフ・アーノルトにちなんで名づけられた。
地球からはアーノルトを月の北北東の縁付近に見ることができる。アーノルトは円に近い形状をしているが、月の縁の近くに位置しているために、地球からは大きく楕円形に歪んで見える。アーノルトは氷の海の北東に位置しており、アーノルトの南方にはデモクリトスが位置している。アーノルトの西にはモワニョーが、アーノルトの西北西にはペーテルスが位置している。
アーノルトの周壁は隕石の衝突などによって大きく風化しており、激しく損傷している。南西の周壁には隙間があり、アーノルトJが位置している。アーノルトの東側の周壁は他の部分に比べて低く、風化が著しいが、アーノルトの北側半分の周壁は原形をとどめた状態である。アーノルトの北東の周壁にはアーノルトAが隣接している。
アーノルトの内部は溶岩によって覆われており、いくつかの微小クレーターが散在する平坦な土地である。アーノルトの底面に存在する小クレーターのうち最も目に付くクレーターはアーノルトFであり、アーノルトの底面の北西部に位置している。アーノルトに中心丘は存在せず、中心丘が存在した形跡も確認することができない。
従属クレーター
アーノルトのごく近くにある小さな無名のクレーターについては、アルファベットを付加することによって識別される。 テンプレート:従属クレーター 開始
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