ICQ
テンプレート:Infobox ICQは、1996年11月にイスラエルのMirabilis社により開発されたインスタントメッセンジャー(以下IM)である[1]。IMの草分け的存在であるが、今日では後発のソフトウェアにシェアを奪われている。Mirabilis社は1998年にAOLに買収された[2]。2010年にはAOLがロシアのDigital Sky Technologies(en:Digital Sky Technologies)にICQを売却した[3]。
ICQという名前は、"I seek you"のフレーズに由来する。多彩な機能と優れたユーザインタフェースが支持を受け、約4年で登録ユーザー数が1億人を越え、全盛期には世界中で1千万人以上のユーザが利用していた[4]。 一時スパム行為が蔓延したため、フィルタ機能が充実している。相手のコンピュータとP2Pでファイル転送が可能なことも当時としては画期的な特徴であった。現在もアップデート、また新規OSへの対応が続けられている。
ICQのインタフェースはすべて英語表示(バージョン8ではロシア語表示)であるが、そのままでも日本語メッセージを送受信できる。かつては非公式に日本語化パッチも存在した。互換クライアントも多数開発されている。
後にAIMとプロトコルが共通化され(OSCARプロトコル)、現在はICQとAIM、iChat間で相互通信が可能。
バージョン7では、Facebookチャットへの対応、Facebookの閲覧、投稿、Twitterへの投稿など、ソーシャネルネットワークとの連携が強化された。バージョン7.6ではGoogle トークやGoogle+ユーザーとのチャットにも対応した。バージョン8ではTwitterの閲覧、投稿はできなくなったが、Jabber(XMPP)とMail.ru Agent(ru:Mail.Ru Агент)に対応した。
WEB ICQ(旧名:ICQ2go)という公式サービスを使用する事で、Web上からの利用も可能。
外部リンク
- ICQ.com
- まゆみのホームページ - バージョン5系列の日本語化(公開終了)
- ICQ道場4 - バージョン4系列の日本語化
- ICQ道場 - バージョン2003b系列以前の日本語化
プロトコル互換ソフト
脚注
テンプレート:インスタントメッセンジャー- ↑ Press Releases - ICQ.com(Web archiveより)
- ↑ AOL、「ICQ」を買収(1998年6月8日)
- ↑ 露投資ファンド、ICQの買収を完了: The Voice of Russia(2010年7月)
- ↑ ICQの登録ユーザーが1億人を突破(2001年5月9日)