通学バス

通学バス（つうがくバス）とは、主に学生・生徒・児童が学校に通うためのバスのこと。幼稚園や保育園などの場合、通園バスという。

通学バスには以下の例がある。

学校側が自前でバスを保有し、運転手を雇って運行するもの。
学校側がバス会社に貸切バスをチャーターして運行するもの。この場合、バスのカラーは学校の指定した専用カラーで運行する場合もあれば、運行するバス会社のものと2つある。
一般路線として乗合免許路線で運行する。この場合、一般利用者との混乗を認めている。

自宅あるいは最寄りの公共交通機関の拠点から徒歩で通学・通園できない距離、ないしは交通に障害がある場合などに、バスなど公共交通機関で通学することがある。この中には、学校の寮と学校との間を結ぶバスも極少数ながら設定されている（例:京都京阪バス）。

とりわけ、通学圏が広い高等学校以上の場合、ないしは特別支援学校などの特殊教育の場合には、バス事業者と協力の上で専用のバスを充当（学校側で用意したバスが充てられることも多い）する場合がある。

日本国内の事例

都営バスでは、東京大学・早稲田大学・日本女子大学・國學院大學などは特に学生等の利用者が多いことから、一般の路線バスに比べ運賃を割り引いた「学バス」を運行している。
京阪バスでは、駅 - 大学最寄停留所までの直通バス（NS経路）を運行している。
京都京阪バスでは、近鉄大久保駅と宇治・立命館宇治高校寮最寄りの森本方面より立命館宇治高校への直通通学バスを往復で運行している。
国際十王バスでは、立正大学熊谷キャンパス内ロータリーを発着する路線バス（一部便除く。同大学ラッピング車両を使用することが多い）で同大学の学生・教職員は証明書提示で運賃無料とする運用方法を用いている。直通ではなく、途中にある一般の停留所も利用可能であり、一般路線と同格に案内されている（ただし同大学の開校・休校日に合わせてダイヤを切り替えている）。
川崎市交通局では、カリタス学園行きのバスを運行している。
小田急バスでは、向ヶ丘遊園駅北口から - 専修大学9号館行きのバスを運行している。
京都急行バスでは、京都女子大学行きのバスを運行している。