美笹村
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テンプレート:Infobox 美笹村(みささむら)は、埼玉県北足立郡に存在した村。
「昭和の大合併」期にあたる1957年(昭和32年)7月20日に同郡戸田町に編入合併され、消滅。
地理
- 埼玉県中央(北足立)地域の南部にある。
- 旧村域の西側・南西側を荒川が北から南、南東へと流れており、旧村域全域が低地となっている。
- 2006年(平成18年)現在における戸田市の西部、即ち笹目、笹目北町、笹目南町、早瀬、大字下笹目、美女木、美女木東、大字美女木東及び荒川堤外地域(大字堤外・曲本・重瀬・内谷)、並びにさいたま市南区の西部(西浦和地区)、即ち内谷、曲本、松本、大字堤外がほぼ旧村域にあたる。
- 上記の範囲の2006年1月1日現在の人口は、54,281人である(「埼玉県町(丁)字別人口調査」による)。
歴史
- 1889年(明治22年) - 町村制施行に平行して北足立郡内谷・曲本・美女木・松本新田の3箇村1新田が合併し美谷本村が、同郡笹目村・惣右衛門村の2箇村が合併し笹目村がそれぞれ成立。位置関係は北西側が美谷本村、南東側が笹目村。
- 1943年(昭和18年)4月1日 - 美谷本村・笹目村が合併し美笹村成立。当時国内各地で「戦時合併」と呼ばれる市町村合併が頻繁に行われていた。村名は2箇村の名の一文字目を併せてつけられた。
- 1944年(昭和19年)2月11日 - 同郡内間木村下内間木のうち荒川東岸の一部を美笹村に編入。(大字重瀬(現在の彩湖北部)尚、同日内間木村は西岸部分(こちらが村の殆どを占めていた)も、同郡志木町・入間郡宗岡村・水谷村との合体による志紀町の成立に伴い、一時消滅(- 1948年)。
- 1957年(昭和32年)7月20日 - 戸田町に編入合併され、消滅。
村廃止以降の地区名
- 旧笹目村域…「笹目地区」
- 旧美谷本村のうち戸田市残留の地区・旧内間木村荒川東岸域…「美女木地区」
- 旧美谷本村のうち(旧)浦和市に編入された地区…「西浦和地区」(さいたま市区制施行以降はあまり使われない)