第一原理バンド計算において線形化(せんけいか)とは、固有値問題を解くための手法の一つである。
全電子を扱うバンド計算手法であるAPW法において、その解くべき行列要素に求めるべきエネルギー固有値が含まれている問題を解決するために、線形化が行われた[1]。
線形化は、基底関数に対して行われる。1 Ry程度の狭いエネルギー領域では基底関数が含む解くべきエネルギー固有値を排除した形(線形な表式)にすることが出来る。但し、この線形化に伴いゴーストバンドの問題が生ずる場合がある。
参考文献
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関連項目
↑ Andersen (1975).