石川県立翠星高等学校
石川県立翠星高等学校(いしかわけんりつ すいせいこうとうがっこう)は、石川県白山市三浦町に所在する県立高等学校。総合グリーン科学科という農業系の総合学科制をとる高等学校である。旧称は「石川県立松任農業高等学校」。
概要
旧・松任市地区にあり、現在においても旧名である「石川県立松任農業高等学校」の略称「松農」(まつのう)と言う方が認知度が高い。
翠星の由来は、さわやかな「翠」と校章の「星」及び六星同窓会の「六星」をイメージしたもの。
本来は「六星高等学校」とするつもりだったが、「鹿西高等学校」(ろくせい)と読みが重なるため翠星となった。
部活動では2006年、2007年に陸上部員がインターハイに出場するなど活発である。
学校で生産、販売の勉強のためにピュアマートが開かれている。
教育課程の特色
1年次の間に3年までの教科を設定することになっている。
2年次からはコースに沿った教科や学びたい教科を勉強できる。以下の6つの「コース(旧:系)」を選択する。なお各「コース(旧:系)」とも定員は定めていない。
- 緑地デザインコース(旧:グリーンデザイン系)
自然環境の保全や緑化に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ、快適な生活空間や緑豊かな街づくりのコーディネーターに必要な能力と態度を育てる。
- 生物化学コース(旧:バイオサイエンス系)
栽培やバイオテクテクノロジーに関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させるとともに、ハイテク生産技術を理解あせ、新時代の食料生産に主体的に取り組む能力と態度を育てる。
- 食品化学コース(旧:フードテクノロジー系)
食品の製造や分析に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ、食品についての理解を深め、健康で豊かな食生活を創造する能力と態度を育てる。
- 園芸福祉コース(旧:ヒューマンセラピー系)
植物のもつセラピー効果の活用や、介護・福祉に関する貴書的・基本的な知識と技術を習得させ、福祉社会に主体的に対応できる能力と態度を育てる。
- 環境土木コース(旧:アーステクノロジー系)
自然と調和した地域の開発や、住みよい生活環境の整備に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ、地球的な視野に立つエンジニアに必要な能力と態度を育てる。
- 食品化学コース(旧:フードビジネス系)
農業生産物の流通と販売に関する基礎的・基本的な知識と技術を習得させ、食品産業の重要性についての理解を深めるとともに、情報機器を活用した幅広いビジネス活動に対応できる能力と態度を育てる。
沿革
- 1876年 - 金沢区(現在の金沢市)に置かれた石川県勧業場を前身とする。
- 1886年 - 羽咋郡東土田村(現在の志賀町に移転、石川県農学校に改称。
- 1896年 - 能美郡小松町(現在の小松市)に移転。
- 1902年 - 県の土木予算の配分を巡って石川郡松任町馬場(現在の白山市馬場)に移転。
- 1948年 - 学制改革により、松任高等女学校と合併し(旧)石川県立松任高等学校となる。
- 1953年 - 石川県立松任農業高等学校となる。
- 1963年 - 石川県立松任高等学校の新設に伴い家庭科の生徒を移管。
- 1964年 - 松任町三浦(現在の白山市)の現在地に移転。
- 2000年 - 校名を石川県立翠星高等学校に改称。現在の総合グリーン科学科一科とする。
生徒会活動・部活動など
部・同好会
- 野球部
- 陸上競技部
- 男子テニス部
- 剣道部
- バレー部
- バドミントン部
- 男子ハンドボール部
- 吹奏楽部
- 茶道部
- 華道部
- 美術部
- ボランティア部
- 登山部
研究会
- グリーンデザイン研究会
- バイオサイエンス研究会
- フードテクノロジー研究会
- アーステクノロジー研究会
交通
加賀白山バス鶴来線「翠星高校前」下車すぐ
著名な卒業生
関連項目
外部リンク
- 石川県立翠星高等学校
- 石川県立松任農業高校(旧ページ)