本蘭ゴシック
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本蘭ゴシック(ほんらん―)は、株式会社写研の専用組版機に対応した角ゴシック体。
概要
1997年、ウェイト(文字の太さ)U(Ultra=極太)を発売。その後、1999年には8種類のウェイトに展開されると同時に、Uのデザインが改良された。同社の本蘭明朝との混植を念頭にデザインされた角ゴシック体で、本文から見出しまで幅広く活用できる書体として10年間をかけて完成に至ったとされる。本蘭ゴシックの蘭は、写研の社内においてデザインされたことを意味する。フォントとしては、写研製の集版システムのみの対応となっており、写真植字用の文字盤やDTP向けのフォント製品としては発売されていない。
ファミリー構成
- 本蘭ゴシックL (LHGA)
- 本蘭ゴシックM (MHGA)
- 本蘭ゴシックD (DHGA)
- 本蘭ゴシックDB(DBHGA)
- 本蘭ゴシックB (BHGA)
- 本蘭ゴシックE (EHGA)
- 本蘭ゴシックH (HHGA)
- 本蘭ゴシックU (UHGA)
リリース年はいずれも1999年