日曜名作座
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『日曜名作座』(にちようめいさくざ)は、1957年から2008年3月30日まで50年間にわたり放送されたNHKラジオ第1放送のラジオドラマ番組である。
概要
出演は、NHKでアナウンサーの経験もあった俳優、森繁久彌と、女優の加藤道子の2名のみで、二人が声色を変えて登場人物を演じ分けた。取り上げられた題材は、明治から昭和初期の文芸作品から、近年の軽いタッチの文芸作品までと幅広かった。
2003年1月以降は、高齢の二人の体調を考慮して(森繁は前年暮れに心筋梗塞で倒れ療養の必要があり、加藤もその数年前から癌の闘病中であった)、新作を製作せずに過去の放送作品が再放送されてきた。2004年1月の加藤の没後も再放送が継続されていた。
2007年に放送開始50年を迎え、「日曜名作座50年」と題して、第1回放送の作品である「人生劇場-青春編」をはじめ、過去の放送の中から選りすぐられた作品を中心に放送された。
2008年3月30日をもって番組は終了したが、同年4月からは、本番組の構成を踏襲した後継番組「新日曜名作座」が西田敏行と竹下景子の出演で放送中。
2009年11月16日から19日の4日間、追悼特別番組「ありがとう森繁久彌さん~“日曜名作座”再び~」が、23:20~0:00までの時間帯で放送された。
- 11月16日 「人生劇場・青春編」(尾崎士郎作・1957年4月7日放送の第1回と5月26日放送の第7回の組み合わせ)
- 11月17日 「かわうそ」(向田邦子作・1981年11月8日放送)
- 11月18日 「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治作・1970年7月5日放送)
- 11月19日 「夜の雷雨」(藤沢周平作・2003年1月19日放送)※最後の収録作品。実質上の最終回作品に当たる。
過去の主な放送時間
- 21:30~22:00[1]
- 21:05~21:35
- 23:15~23:45(放送終了時点)
- ※いずれも日曜夜の放送。
スタッフ
- ※なお、この番組のテーマソングは元々「人生劇場青春編」用として古関が作曲したが、リスナーの反響が良かったため以後も番組のテーマソングとして使われ、後継「新日曜名作座」でも使われ続けている。(先述・森繁氏追悼特番1回目より)
受賞歴
脚注
- ↑ 1973年(昭和48年)当時。朝日新聞縮刷版 624、昭和48年6月3日付朝刊24面ラジオ番組欄より。