富士山バスター
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テンプレート:Infobox 『富士山バスター』(フジヤマバスター)は、1992年にカネコより発売された業務用2D対戦格闘ゲーム。欧題は『Shogun Warriors』。
概要
「欧米人が全力で勘違いした江戸時代」的な世界観を持ち、後に続編的立ち位置の『大江戸ファイト』も製作された。また、BGMに外国人アーティストを起用したり、英語版のセリフを用意するなど海外市場を意識した作りでもある。
システム
4ボタン1レバーの操作体系。操作可能キャラクターは8名、ボスキャラクターは4名。コマンド入力はきわめて容易であり、ほぼ全員に飛び道具(波動拳)・回転連続攻撃(竜巻旋風脚)が存在する。
登場キャラクター
明確なキャラクター名は決まっておらず、ほとんどのキャラクターが職業名や種族名で表示される。
プレイヤーキャラクター
- 侍 - 外見やセリフや行動が遠山の金さん風なのに、家紋は島津家(丸に十字)。
- 将軍 - どう見ても甲冑姿だが、使う技はロボットじみている。声にエコーが入っている。
- 芸者 - 本作品の紅一点。生足の超ミニでくるくる回る。セリフは京都弁。
- 相撲 - 丁髷を結っていない上に化粧回しに「金」と書いているので、相撲取りというより金太郎に近い。
- 歌舞伎 - 連獅子風の外見をしていて、対戦前のアップ画面では角と牙がある鬼っぽい顔をしている。
- さぶ - 火消し。唯一プレイヤーキャラクターでは職業ではなく、固有の名前で呼ばれている。
- かっぱ - 手足が伸びるトリッキーな性能を持つ。本作品の妖怪キャラで唯一のプレイヤーキャラクター。
- 忍者 - ゲーム中では覆面を付けているが、対戦前のアップ画面では素顔になっている。
ボスキャラクター
- 鬼 - 一番手のボス。片足に鉄球を付けた青鬼。何故かセリフは英語。
- 天狗 - 二番手のボス。彼も鬼と同様にセリフが英語。
- 弁慶 - 三番手のボス。武蔵坊弁慶をモチーフにした僧兵。
- 五右衛門 - 本作品の最終ボス。外見や勝利ポーズは石川五右衛門をモチーフにしているが、素手で戦うキャラクター。