ドゥルヴァ
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ドゥルヴァ(Dhruva, 生年不詳 - 793年)は、インドのデカン地方、ラーシュトラクータ朝の王(在位:780年 - 793年)。ラーシュトラクータ朝の偉大な王の一人でもある。
生涯
クリシュナ1世の次子であったが、兄のゴーヴィンダ2世が遊興にふけって政治を省みなかったので、これを倒して即位した。
東ガンガ朝を討って、その領域を拡大し、パッラヴァ朝、東チャールキヤ朝との戦いにも勝ち、デカン地方では無敵であった。
さらに、北インドへ遠征し、プラティハーラ朝のヴァトサラージャを破って、首都カナウジへ入城した。
また、遠征してきたパーラ朝のダルマパーラも破って北インドの覇権も握り、790年に莫大な戦利品をもって引き返した。
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