チョレイマイタケ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:生物分類表 チョレイマイタケ(猪苓舞茸、学名:Polyporus umbellatus)とは担子菌門サルノコシカケ科のきのこの一種。
ブナ林、ミズナラ林或いはこれらの伐採跡地の地下10cm程の所に宿主の根に沿って固い菌核を形成し、ここから、あるいは宿主から直接マイタケ型の子実体を生じる。この菌核は猪苓(ちょれい)と呼ばれ日本薬局方に収録されている生薬である。
猪苓は、消炎、解熱、止褐、利尿薬として用い、有効成分は明らかになっていないが、最近は抗腫瘍効果があるとする研究も公表されている。また、猪苓湯(ちょれいとう)、五苓散(ごれいさん)、柴苓湯(さいれいとう)などの漢方方剤に配合される。
外部リンク
- チョレイマイタケの菌核形成を目指して岐阜県 森林科学研究所
- 猪苓について独立行政法人 森林総合研究所九州支所 特用林産研究室