ターミナス

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ターミナスTerminus)は、SF小説「銀河帝国の興亡(ファウンデーション)」3部作+続編(アイザック・アシモフ著)に登場する架空の惑星名であり、その首都の都市名でもある。

銀河系の辺境にあり、広大な海に約一万の島々が点在する。もっとも大きな島がかろうじて大陸サイズであり、そこに首都ターミナスが置かれている。農業に適した惑星だが、金属資源がほとんどないので重工業には不向きである[1]

銀河帝国の崩壊を予告した心理歴史学者ハリ・セルダンの提案により、1000年後の帝国の復活を期して知識を集積するという目的で、銀河百科事典の編纂を目的とした組織「第1ファウンデーション」がこの星に置かれた。

日本語訳について

ターミナスの表記は、ハヤカワ文庫銀河帝国興亡史(1) ファウンデーション』において翻訳を務めた岡部宏之によるもので、英語の読みを元にしている。

ハヤカワ文庫版以前に出版されていた創元SF文庫『銀河帝国の興亡1 -風雲編』では厚木淳の翻訳でテルミナスの表記が用いられており、こちらは語源となったローマ神話の神テンプレート:仮リンクのラテン語読みと英語読みとの折衷からなっている。

2013年にサイドランチから発売された漫画版『銀河帝国興亡史1 ファウンデーション』では「テルミナス」表記を採用している。

参考文献

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テンプレート:アイザック・アシモフの作品cs:Seznam planet série Nadace#Terminus

sv:Stiftelseserien#Platser
  1. アイザック・アシモフ『ファウンデーションの彼方へ [上]』 岡部宏之訳、ハヤカワ文庫、1996年、122頁