シルウァーヌス
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シルウァヌス(Silvanus)はローマにおける森を守護する精霊*1である。その名は 「森の」の意味。シルヴァヌスとも呼称される。
明らかにエトルリア神話のSelvansの系統をひくものである。大カトの『農業論』の中では、家畜の安全を護ってくれるようマルス・シルウァヌス (Mars Silvanus) に供物を捧げていることが記されている。
ギリシア神話のシーレーノス(サテュロスと一緒にディオニュソスに随行した酒のみの精霊)とははっきりしたつながりがない。
(*1)en:genius loci参照。geniusは人などの霊、後に守護霊として用いられた。lociは「場所の」。土地の守護霊は多くの場合蛇の姿で描かれた。
外部リンク
- 大カトー『農業論』: Mars Silvanusへの献納(英語とラテン語のe-text)