キツツキ目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:生物分類表 キツツキ目(キツツキもく、学名 テンプレート:Sname)は鳥類の目である。
特徴
形態
趾(あしゆび)が前2本、後ろ2本の対趾足(たいしそく)である(通常、鳥の趾は前3本、後ろ1本)。
対趾足は他にオウム目やカッコウ目が持つが、キツツキ目は趾の腱が特殊な形状であり、他のグループと明確な差異がある。
生態
孵化したヒナは目が開いておらず、綿毛も生えない晩成性である。
分類
キツツキ目はキツツキ亜目 テンプレート:Sname とキリハシ亜目 テンプレート:Sname に分かれる。
以前はこれらは別系統という説もあり(具体的にそれぞれが何に近いかは諸説あった)、Sibley & Ahlquist はそれぞれを独立目のキツツキ目とキリハシ目 テンプレート:Sname に分割し、別々の上目に分類した。なお、この狭義のキツツキ目と区別したいとき、キリハシ類を含む広義のキツツキ目を テンプレート:Sname sensu Wetmore 1960 と表す。
しかし、2000年代の分子系統学的研究によれば、2つの亜目は単系統かつ姉妹群で、キツツキ目全体も単系統である[1][2]。また、キツツキ亜目を構成する2つの下目(あるいは上科)も単系統で姉妹群である。
キツツキ目の姉妹群はブッポウソウ目(狭義、サイチョウ目・オオブッポウソウ目を除く)である。キツツキ目は伝統的な広義のブッポウソウ目(サイチョウ目・オオブッポウソウ目を含む)には内包される[2]。
科と亜科
- キリハシ科 テンプレート:Sname : 中南米に生息。美しい羽色。
- オオガシラ科 テンプレート:Sname
- オオハシ科 テンプレート:Sname(ゴシキドリ科 テンプレート:Sname) : 以下の亜科を科とする説もある。
- オオハシゴシキドリ亜科 テンプレート:Sname
- ゴシキドリ亜科 テンプレート:Sname : 美しい羽色。
- オオハシ亜科 テンプレート:Sname : 大きなくちばし。
- オオゴシキドリ科 テンプレート:Sname : オオハシ科に含める説もあった
- ハバシゴシキドリ科 テンプレート:Sname : オオハシ科に含める説もあった
- キツツキ科 テンプレート:Sname
- アリスイ亜科 テンプレート:Sname
- ヒメキツツキ亜科 テンプレート:Sname
- ヒスパニオラヒメキツツキ亜科 テンプレート:Sname
- キツツキ亜科 テンプレート:Sname : キツツキ。木にクチバシで穴をあけ、餌をとる。コゲラ、アカゲラなど。
- ミツオシエ科 テンプレート:Sname: