アルデーシュ川
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テンプレート:Infobox 河川 アルデーシュ川(l'Ardèche)は、フランス南部を流れるローヌ川支流の河川である。流域であるアルデシュ県の県名の由来にもなっているが、流域はロゼール県やガール県にもおよぶ。
地理
アルデーシュ県ヴィヴァレ地方のアステ市(Astet)にあるマザンの森(la forêt de Mazan)に源を発する。オーブナ、リュオン市(Ruoms)を流れ、シャスザック川(Chassezac)を合わせる。ヴァロン=ポン=ダルク(Vallon-Pont-d'Arc)から川と同じ名を持つアルデーシュ峡谷に入り、ポン=サン=テスプリ近くでローヌ川に合流する。
流量
平均流量は毎秒65立方メートルだが、季節差が激しく、春・秋の荒々しい増水と、夏の低水位で知られている。1827年、1890年、1924年の突出した大増水の際には、毎秒7,800立方メートルにもなり、アルデーシュ峡谷を普段の水準よりも21.4メートル高い水準で流れた。
支流
- オゾン川(l'Auzon)
- リーニュ川(la Ligne)
- シャスザック川(le Chassezac)
- イビ川(l'Ibie)
流域の都市
- ロゼール県
- アルデーシュ県
- ヴァル=レ=バン(Vals-les-Bains)、オーブナ、バラジュック、ヴァロン=ポン=ダルク
- ガール県
- エゲーズ、ポン=サン=テスプリ
流域の観光地
- アルデーシュ峡谷(Gorges de l'Ardèche)
- ショーヴェ=ポン=ダルク洞穴