八景島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox 八景島(はっけいじま)は、神奈川県横浜市金沢区に位置する人工島。面積は約240,000平方メートル。島全体が横浜市港湾計画の厚生施設となっており、横浜・八景島シーパラダイス、ヨットハーバー、桟橋、緑地などが整備され、市民のための憩いの場となっている[1]。地名は島全体が金沢区八景島となっている。名称は金沢八景に由来する。
主な施設
- 横浜・八景島シーパラダイス
- 八景島緑地
- 八景島さん橋
- 八景島西浜さん橋
- 八景島客船ターミナル
- 八景島マリーナ
- 一般国道357号(2013年現在一般車両の通行には制限がかかっている)
交通
歴史
横浜市の沿岸部は古くから埋め立てと開発が行われてきたが、戦後昭和30年代には中区から金沢区にかけて湾岸部の大規模な開発が行われた結果、市民がレジャーに用いる水際線がほぼすべて失われた。これを回復させるため横浜市では金沢区に「海の公園計画」を策定、本島はこの計画の一環として埋め立てが行われた。開発に際しては民間資本の導入が計画されており、後に横浜・八景島シーパラダイスなどのレジャー施設が整備された。[2]2013年現在、八景島は陸地へは横浜市側としかつながっていないが、将来的には国道357号が横須賀市側へ延伸する計画となっている。[3]
- 1965年2月 「都市づくりの将来計画の構想(六大事業)」発表
- 1968年7月 「金沢地先埋立事業」の決定
- 1971年2月 「海の公園基本構想」発表
- 同年3月 「金沢地先埋立事業」工事着手
- 1973年1月 海の公園地区埋立免許申請(1974年3月 免許取得)
- 1980年2月 八景島護岸工事着手
- 1985年4月 八景島埋立竣工
- 1986年11月 「海の公園島部(八景島)開発基本構想」策定
- 同年11月-12月 八景島に関する市民アンケート調査
- 1987年度 「八景島開発事業提案競技」の実施
- 1988年3月 同優秀案決定(西武不動産他8社)
- 1990年2月 株式会社横浜八景島設立
- 同月 「八景島開発事業基本計画」策定
- 同年4月 「八景島開発事業基本協定」締結
- 1990年度 施設整備工事着手
- 1992年度 同工事竣工
- 1993年4月 国道357号福浦~八景島間(柴航路橋)延伸
- 同年5月8日 横浜・八景島シーパラダイス オープン