ポンポン
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ポンポンは、玉房状の飾りである。服飾の用語としては毛糸やリボン、毛皮などで作った小さな飾り玉のこと。切り玉である。英語ではボンボンとも呼ぶ[1]。
玉房状の飾りであるポンポンは室内装飾のほか、キーホルダー、携帯ストラップ、ニット帽、マフラー、シュシュなどにも用いられている。
語源
一般にはフランス語のpomponからの外来語と考えられている[2][3]。フランス語では、玉房(たま・ぶさ)をポンポン(pompon)と呼ぶ[4]。玉房とは先を丸くした房(ふさ)である。房とは花や実が実り垂れている様子、糸などを束ね先をたらした飾りである[5]。
派生
上記の用法から派生して、各種の玉房状のものを「ポンポン」と呼ぶことがある[6]。
- チアリーダーが応援などで使用する用具[7]。
- 光沢色あるいは半透明色のポンポンが市販されている。また、スズランテープなどで手作りされることもあり、容易に製作できるようにしたポンポンメーカーも販売されている。
- ダリアの品種[7]。
擬音語・擬態語
フランス語由来と考えられている上記のポンポンとは別に、日本語では「ポンポン」は物や人の状態をさす擬音語、擬態語として用いられる[3]。具体的には「跳ねる音」「無造作に言葉が出る様子」「膨らんだ様子」を指す[7]。
また、擬音から派生して、焼玉エンジンを使った小型の船舶は「ポンポン船」と呼ばれる[3][7]。
静岡県の方言では、ポンポンはオートバイを指す[8]。詳しくは、本田技術研究所 (旧)。