数研出版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年6月17日 (火) 18:31時点における59.106.154.115 (トーク)による版
テンプレート:Infobox 数研出版(すうけんしゅっぱん)株式会社は教科書(教科用図書)や参考書、問題集の発行を中心とした出版社。
中学校、高等学校向けの文部科学省検定済教科書、教科書傍用問題集、参考書、受験用問題集や一般書のほか、学校向けソフトウェアなどを発行している。
沿革
- 1923年 - 京都に「数学研究社高等予備校」創設。
- 1926年 - 「チャート式代数学」「チャート式幾何学」(星野華水著)発行。
- 1947年 - 株式会社に改組。社名を「数研出版株式会社」とする。
- 1948年 - 数学の検定教科書を発行。
- 1954年 - 本社を東京に移転。
- 1959年 - 理科のチャート式新シリーズを発行。
- 1960年 - 理科の検定教科書を発行。
- 1996年 - 学校向けのソフトウェア「Studyaid D.B.」シリーズを発行。
- 2003年 - 情報の検定教科書を発行。環境マネジメントシステム「ISO14001」を取得。
- 2005年 - 品質マネジメントシステム「ISO9001」を取得。
- 2006年 - 国語の検定教科書を発行。
- 2011年 - 中学数学の検定教科書を発行。山川出版社とコラボレーションした「もう一度読む数研の高校数学」「同 化学」を発行。
- 2013年 - 「チャート式幾何学」復刻版を発行。
教科書
- 文部科学省検定済教科書の発行者番号は104。
- 高等学校向け検定教科書を6教科(数学、理科、英語、公民、国語、情報)発行している。
- 理数系に特に強みを持つが、近年英語、国語といった文系教科にも力を入れている。
- 2013年度高校教科書採択冊数は4,750,623冊で発行44社中第2位であった。
- 2011年、中学数学の検定教科書を発行した。
- また、最近の取り組みとして、様々な検定外教科書を発行している。
主な出版物
- 参考書では1926年に初版を発行した「チャート式」シリーズが有名。「チャート式」は2005年1月現在、高校1年生向けのものだけで累計1744万部が発行されている。
- 『チャート式 数学』(赤チャート)
- 『チャート式 基礎からの』(青チャート)
- 『チャート式 解法と演習』(黄チャート)
- 『チャート式 基礎と演習』(白チャート)
- 『チャート式 体系数学』(中高一貫校向け数学)
- 『チャート式新シリーズ』(世界史,日本史,倫理,物理,化学,生物)
- 『チャート式シリーズ 基礎からの新総合英語』
- 『チャート式シリーズ 基礎からの新々総合英語』
- 『チャート式シリーズ DUALSCOPE総合英語』
- 主な教科書傍用問題集・受験用問題集
- 『オリジナル』(数学)
- 『4STEP』(数学)
- 『サクシード』(数学)
- 『スタンダード』(数学)
- 『メジアン』(数学)(I・II・A・Bの受験編のみ)
- 『リードα』(物理,化学,生物,地学)
- 『重要問題集』(物理,化学,生物)
- 『入試問題集』(数学,物理,化学)
- 図説・資料集
- 『フォトサイエンス物理図録』
- 『フォトサイエンス化学図録』
- 『フォトサイエンス生物図録』
- 『クリアカラー国語便覧』
- その他副教材
- 一般書
- 『作って試して納得数学 - 発見的高校数学入門 第1集』秋山仁
- 『作って試して納得数学 - 発見的高校数学入門 第2集』秋山仁
- 『名作から学ぶ奇想天外数学的発想法』秋山仁
- 『2時間即決環境問題』本間善夫
- 『ふしぎな数のおはなし』芳沢光雄(2002年)
- 『大人のための「情報」教科書』坂村健『(2003年)
- 『原子力のことがわかる本』舘野淳(2003年)
- 『子どもの学力を回復する 算数 自学自習への道』岡部恒治、西村和雄『(2005年)
- 『ココロにのこる科学のおはなし』丸山茂徳(2006年)
- 『おりがみで算数トレーニング』加藤渾一(2008年)
- 『数学入試問題がすらすら読める 東京大学編』鍵本聡(2008年)
- 『もう一度読む 数研の高校数学』岡部恒治、数研出版編集部(2011年)
- 『もう一度読む 数研の高校化学』小林正光、野村祐次郎、数研出版編集部(2011年)
- 『もう一度読む 数研の高校物理』数研出版編集部(2012年)
- 『もう一度読む 数研の高校生物』嶋田正和、数研出版編集部(2012年)
- 『チャート式幾何学 復刻版』星野華水(2013年)
- 『チャート式代数学 復刻版』星野華水(2014年)
- 『もう一度読む 数研の高校地学』数研出版編集部(2014年)