分散オペレーティングシステム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年12月17日 (火) 20:54時点におけるRiceCracker (トーク)による版 (分散オペレーティングシステムの例)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

分散オペレーティングシステム(ぶんさんオペレーティングシステム、テンプレート:Lang-en-short、分散OS)とは分散コンピューティングのための(機能を持つ、あるいはそれらの機能が強化されている)オペレーティングシステムである。

機能

ネットワークでつながった複数のコンピュータや、複数のプロセッサを搭載したコンピュータで、計算資源を分配し、計算負荷を分散させ、計算効率を上げる仕組みを提供するのが分散オペレーティングシステムの機能である。

OS自身の機能まで分散するにはマイクロカーネルのほうが都合が良いが、分散OSだからといって必ずしもマイクロカーネルとは限らない。

ファイルシステムプロセスにネットワーク透過性がある、といったことが分散OSの典型的機能である。セキュリティなどといった理由から、現状の主流は、分散OSとしてカーネルが機能を持つのではなく、一般のOSで、ユーザプロセスないしデバイスドライバRPCMPIの機能を実装するという方向性になっている。

分散オペレーティングシステムの例