A・A・ミルン
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アラン・アレクサンダー・ミルン(Alan Alexander Milne, 1882年1月18日 - 1956年1月31日)は、ロンドン生まれのスコットランド人で、イギリスの児童文学作家、ファンタジー作家、推理作家、詩人、劇作家。
日本では童話、童謡の作品が有名。代表作は『クマのプーさん』シリーズ、『赤い館の秘密』など。
子供時代、ハーバート・ジョージ・ウェルズに教えを受け、大きな影響を受ける。パブリックスクールのウェストミンスター・スクールおよびケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学び、学生時代から学内誌に詩や随筆を投稿し、作家を志す。大学在学中から英国のユーモア誌『パンチ』に投稿し、後には編集助手となった。その後、作家として独立。
1913年、ドロシー・ド・セリンコート(ダフネ)と結婚。1920年、1人息子、クリストファー・ロビン・ミルン(1920年8月21日 - 1996年4月20日)が生まれる。かの有名な『クマのプーさん』はクリストファーのために書かれた。
著作リスト
クマのプーさん
- 「クマのプーさん」Winnie the Pooh
- 「プー横丁にたった家」The house at Pooh Corner
- 「クリストファー・ロビンのうた」When We Were Very Young :詩集
- 「クマのプーさんとぼく」Now We Are Six :詩集
その他の作品
- 「赤い館の秘密」The Red House Mystery :唯一の推理長編
- 「ユーラリア国騒動記」Once on a Time
- 「うさぎ王子」Prince Rabbit, and The Princess Who Could Not Laugh
- 「ヒキガエル館のヒキガエル」Toad of Toad Hall:ケネス・グレアムの「たのしい川べ」The Wind in the Willowsを戯曲化したもの。
- 「こどもの情景」A Gallery of Children
- 「四日間の不思議」Four Day's Wonder:推理小説的作品
自伝
- 「ぼくたちは幸福だった ミルン自伝」/「ミルン自伝 今からでは遅すぎる」It's Too Late Now