オーストラリアヅル
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オーストラリアヅル(Grus rubicundus)は、動物界脊索動物門鳥綱ツル目ツル科ツル属に分類される鳥類。
分布
インドネシア(パプア州東部)、オーストラリア北部および東部、パプアニューギニア(ニューギニア島のセピック川、フライ川流域)[1]
形態
全長105-125cm。[1][2]頭部には羽毛がなく[2]、赤い皮膚が露出する。[1]喉には肉垂れがあり、黒い羽毛で被われる。[1]虹彩は黄色やオレンジがかった黄色。[1]嘴の色彩は緑褐色。[1]後肢の色彩は灰黒色。[1]
生態
湖沼や湿原などに生息する。[1][2]非繁殖期には大規模な群れを形成し生活する。[2]
食性は雑食で、昆虫、魚類、爬虫類、カエル、植物の根、種子などを食べる。[1][2]
繁殖形態は卵生。湿原で乾燥した地面の窪みに枯れ草を積み上げた巣[2]を雌雄で作り、2個の卵を産む。[1]雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は28-30日。[1]
関連項目
参考文献
外部リンク
- CITES homepage
- The IUCN Red List of Threatened Species
- BirdLife International 2008. Grus rubicunda. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.2