カロッツェリア (AV機器)
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カロッツェリア(carrozzeria)は、パイオニアの車載用AV機器(カーオーディオ、カーナビゲーション)事業のブランド名であり、日本国内のみで使用されている。
目次
概要
1986年に「ロンサム・カーボーイ(Lonesome Car-boy)」から名称を変更した。変更される前にはフラッグシップモデルがカロッツェリア、通常モデルがパイオニア(ロンサム・カーボーイ)という位置付けであった。
過去に存在したデジタルツーカーのパイオニア製携帯電話端末に付けられたCAの記号は、この「carrozzeria」から来ている。
製品に付与されるブランドロゴは「carrozzeria」がメインだが、必ず「Pioneer」のロゴも用いられている。
ブランドキャッチコピーは「TRIP to the EDGE」「未来,解禁.」。
歴史
前史
- 1963年
- パイオニア初のカーステレオ「RPS-501」をアメリカで発売。
- 1966年
- 「RPS-501」 の後継モデル「RPS-503J」を日本で発売。
- 1977年
- ロンサム・カーボーイ(Lonesome Car-boy)ブランドが登場。
1980年代
- 1986年
- ロンサム・カーボーイからカロッツェリアにブランド名を変更。
- 1988年
- 4ウェイスピーカー、TS-X75を発売。ブレーキランプを踏むと赤く光るスピーカーとして話題になったが、後付けハイマウントストップランプとは認められずに発売中止になった。
1990年代
- 1990年
- 世界初の市販用GPSカーナビゲーションシステム「AVIC-1」を発売。
- 1993年
- 光デジタル伝送方式による最高級デジタルオーディオシステム「カロッツェリアX」シリーズを発売
- 1997年
- 世界初のDVDカーナビゲーションシステム「AVIC-D909」を発売。このモデルより、ハイパフォーマンスモデルを「サイバーナビ(CYBER NAVI)」、普及モデルを「楽ナビ」と2系統に分けてラインナップすることとなった。
2000年代
- 2001年
- カロッツェリア初のHDDカーナビゲーションシステム「AVIC-H09」(サイバーナビ)を発売。地図メディアに10GBの東芝製2.5インチHDDを採用。容量拡大と処理速度の向上を実現。HDD搭載は業界初であり、この後の高機能カーナビの方向を決めた「ミュージックサーバー」機能(音楽CDをMP3データとして録音・蓄積して好みに応じて再生できる)も搭載。モニター、ビーコンとセットで31万5000円。
- 2002年
- 世界初の通信カーナビゲーションシステム「エアーナビ AVIC-T1」を発売。最大144kbpsの高速通信を用いて専用サーバーへアクセスするクライアント/サーバー型システム。CDMA2000 1X規格通信モジュールを内蔵し、検索やルート探索などのカーナビゲーションとしての処理はサーバー側で行なう。地図データアップデートも通信経由で行なわれる。
- 2007年
- 通信によるユーザー間の渋滞情報提供機能「スマートループ」をハイエンド「サイバーナビ」シリーズ機種で開始。
- 2008年
- 「楽ナビ」の機能をさらに簡素化し価格を抑えた入門機「楽ナビLite」シリーズ発売。 通信によるユーザー間の渋滞情報提供機能「スマートループ」を「楽ナビ」および「エアーナビ」でも提供開始。また、サイバーナビと楽ナビの一部機種がウィルコムのデータ通信専用通信モジュールを使用した「カーナビ専用サービス for carrozzeria」に対応。
- 2011年3月
- NTTドコモと共同でAndroid用アプリケーション「ドコモ ドライブネット powered by カロッツェリア」をドコモ スマートフォン向けに提供開始。 同時に「スマートループ」も使用できる専用クレードル「SPX-SC01」も発売開始。
- 2011年6月
- フロントカメラなどで構成する「クルーズスカウターユニット」との組み合わせでカメラ映像にナビゲーション情報を取り入れた「ARナビゲーション」を実現。
- 2011年7月
- 世界初の電気自動車対応ナビゲーションシステム「AVIC-ZH09-MEV」を発売開始。
- 2012年5月
- 世界初のAR技術によるHUD採用モデル「サイバーナビ AVIC-VH99HUD」を発表。
- 2012年10月
- エアーナビシリーズと楽ナビLiteシリーズを楽ナビシリーズに統合。ブランド名称も「楽NAVI」へと変更した。
- 2013年5月
- 世界初の走行中に撮影した渋滞状況などの画像をサーバーで共有する「スマートループアイ」技術をサイバーナビに導入。
ラインアップ
カーナビゲーション
- サイバーナビ
- AVIC-VHシリーズ インダッシュ方式 AV一体型
- AVIC-ZHシリーズ AV一体型
- AVIC-Hシリーズ(2008年 - 2010年まで)XHシリーズの後継。VHシリーズのナビゲーション部分だけをシリーズ化。ほかのAV機器と接続する必要がある。
- AVIC-XHシリーズ(2007年まで)
- 楽ナビ
- AVIC-HRZシリーズ
- AVIC-HRVシリーズ
- AVIC-DRZシリーズ
- AVIC-DRVシリーズ
- AVIC-DRシリーズ
- AVIC-MRPシリーズ ポータブルモデル
- AVIC-MRZシリーズ 登場当時は楽ナビLite。後に楽ナビに統合。
- EV用ナビ
- AVIC-EVシリーズ 電気自動車及びプラグインハイブリッド車用。楽ナビのMRZシリーズをベースにした機種もある。
- Air navi(エアーナビ)
- AVIC-Tシリーズ
- ポータブルナビ
- AVIC-MPシリーズ
スマートフォンリンク
- ナビクレイドル
- SPX-SC01
- ドライブネットクレイドル 01 - SPX-SC01のドコモブランド版。「carrozzeria」ロゴが「NTT docomo」ロゴになっており(「Pioneer」ロゴはそのまま)、Bluetoothのバージョンが2.0から2.1に強化されている。
- ドライブネットクレイドル 02
- アプリユニット
- SPHシリーズ
カーオーディオ
- RS-D7Xシリーズ(カロッツェリアX)
- AVHシリーズ
- DEXシリーズ(ピュアコンポーネント)
- DEHシリーズ
- DVHシリーズ
- MEHシリーズ
- KEHシリーズ
- FH-Pシリーズ
- ワゴンR純正オーディオシステム
スピーカー
- カスタムフィットタイプ
- Vシリーズ
- Cシリーズ
- Jシリーズ
- Fシリーズ
- ハイエンド・マルチタイプスピーカー
- Tシリーズ
- Sシリーズ
- Mシリーズ
- Wシリーズ
- ユニットスピーカー
- Zシリーズ
- Eシリーズ
- Gシリーズ
- センタースピーカー
- CXシリーズ
- サテライトスピーカー
- STXシリーズ
- BOXスピーカー
- Xシリーズ
- チューンアップトゥイーター
- Tシリーズ
サブウーファー
- パワードサブウーファー
- WXシリーズ
- ユニットサブウーファー
- Wシリーズ