バーミンガム
テンプレート:世界の市 バーミンガム(英語:Birmingham、テンプレート:IPA2)は、イングランド、ウェスト・ミッドランズ (West Midlands) に属す工業都市である。人口は100万人ほどで、近郊を含む都市的地域の人口は229万人であり、同国第2位である[1]。地元では首都ロンドンに次ぐ第2の大都市とされているが、イギリスの世論調査では、マンチェスターを第2の都市とする意見のほうが多い[2]。同国有数の世界都市であり、1998年のサミット開催地である。
歴史
18世紀まで特徴のない小さな村バーミンガムは、産業革命の進展にともない運河と鉄道の交叉点になったこともあり、工業都市として発展した。蒸気機関を発明したジェームズ・ワットや、金属加工のマシュー・ボルトンなどがバーミンガムで活躍していた。
地理
昔からの交通の要衝であり、ロンドンとリヴァプールを結ぶ線のちょうど中間点あたりに位置する。1838年にはロンドン、リヴァプールと鉄道で結ばれた。近隣の都市としては、約55キロ北東にダービー、25キロ東にコヴェントリー、55キロ東にレスターが位置する。
経済
ミッドランズ炭田地帯に位置し、近接して鉄鉱山もあり自動車・航空機・化学薬品などの工業が発達し、周辺を含めてブラック・カントリー(黒郷)と呼ばれる重工業地域を形成する。産業革命期のジェームズ・ワットとマシュー・ボールトンによるソーホー金属工場の建設を機に大工業都市に発達した。
町の全てが煤煙で黒一色となり、スモッグのために太陽が隠され一日中闇に覆われたブラックカントリーで育ったJ・R・R・トールキンは、自らの小説の中でバーミンガムを暗黒の国「モルドール」のモデルとした。
交通
- バーミンガム国際空港
- バーミンガム・ニューストリート駅 イギリス随一のターミナル駅
- バーミンガム・スノーヒル駅
- セントラル・トレインズ バーミンガム近郊路線他、ミッドランド全域
- ヴァージン・トレインズ バーミンガム-ロンドン間、クロスカントリー路線
- アリーヴァ・トレインズ・ウェールズ シュルーズベリー、中部ウェールズ方面
文化
- バーミンガム出身のバンドとしてムーディー・ブルース、エレクトリック・ライト・オーケストラ、ウィザード (バンド)、ジューダス・プリースト、ブラック・サバス、マグナム (バンド)、デュラン・デュラン、フェルト (バンド)、ポップ・ウィル・イート・イットセルフ、オーシャン・カラー・シーン、エディターズなどがある。また、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントとジョン・ボーナムは、バンド・オブ・ジョイというバンドに所属していた頃はバーミンガムを本拠としていた。
- バーミンガム市交響楽団は1980年代以降、イギリス有数のオーケストラとして国外でも名声を博している。
- 名物としては、バルチと呼ばれるバーミンガム発祥のカレー料理がある。
スポーツ
バーミンガムにはバーミンガム・シティFC、アストン・ヴィラFCという2つのフットボールクラブが存在している。陸上競技の国際大会・英国グランプリを開催している。
姉妹都市
バーミンガムは以下の姉妹都市と提携している: テンプレート:Colbegin
- テンプレート:Flagicon シカゴ(アメリカ合衆国)
- テンプレート:Flagicon フランクフルト・アム・マイン(ドイツ連邦共和国)
- テンプレート:Flagicon ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)
- テンプレート:Flagicon ライプツィヒ(ドイツ連邦共和国)
- テンプレート:Flagicon リヨン(フランス共和国)
- テンプレート:Flagicon ミラノ(イタリア共和国)
- テンプレート:Flagicon リマソール(キプロス共和国)
出身人物
- オジー・オズボーン - ミュージシャン
- ネヴィル・チェンバレン - 政治家
関連項目
- バーミンガム・シティ(バーミンガムを本拠地とするサッカークラブ)
- アストン・ヴィラ(同上)
- ユーロビジョン・ソング・コンテスト1998
- ブル・リング(大型商業施設)
- ザ・メイルボックス(オフィス、デザイナーショップ、レストラン、バーの高級指向複合施設及び市街中心型高級集合住宅)
脚注
外部リンク
- 政府
- 観光
テンプレート:バーミンガム地域 テンプレート:Wards of Birminghamテンプレート:UK-stub テンプレート:Link GA