お茶講
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お茶講(おちゃこう)とは、近隣の者が集まって情報交換・親睦を深めること、および群馬県吾妻郡中之条町で行われている闘茶の一種。
群馬県白久保のお茶講
群馬県吾妻郡中之条町白久保地区、白久保天満宮の祭事として2月下旬に行われる行事。闘茶の形式であるが、全体における正解者、不正解者の多寡で豊作、不作を占う神事でもある。参加者は地域関係者のみ。
闘茶は14世紀には行われていたが、当地のお茶講がいつから始まったのかは不明である。ただし、寛政11年(1799年)の史料には現在と同様のお茶講が行われていた記録がある。
参加者は陳皮(ミカンの皮)・甘茶・渋茶の配合を変えた4種の茶を試飲し、味と香りを覚える。その後に出される7杯の茶が、さきほどの4種の茶のうちのどれかを当てる。一度選んだものは変更できない。合計の正解数を競う。全問正解者または全問不正解者が出ると、その年は縁起が良いとされる。
この行事は「上州白久保のお茶講」の名称で1990年3月29日に国の重要無形民俗文化財に指定された。