大正銀行
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株式会社大正銀行(たいしょうぎんこう)は、大阪府大阪市に本店を置く第二地方銀行である。
概要
旧・三和銀行の親密地銀であり、現在は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の持分法適用関連会社となっている。このような経緯から、近年では社長に生え抜き人材ではなく三菱東京UFJ銀行出身者(特に旧三和銀、旧UFJ出身者)を迎え充てており、前社長の能島伸夫、現社長の吉田雅昭(前・三菱UFJファクター会長)はともに同行出身者である。
社名は大正時代の創業であることと、「大きく、そして正しく伸びていきたい」という姿勢からきている。本店所在地の大阪市にある大正区とは無関係である(なお、かつては大正区内にも支店があった)。
インターネットバンキングは第二地方銀行のうちで最後まで未提供だったが、法人向けについては2006年(平成18年)1月16日より提供を開始した。個人向けについては2006年(平成18年)6月に開始している。地方銀行・第二地方銀行双方を合わせて唯一デビットカードサービスを取り扱っていない。
ATMでの預金引出し取引については、同行親会社の三菱東京UFJ銀行と相互に無料提携を行っている。なお、三菱東京UFJ銀行ATMでの預金預入れ取引も無料提携の対象となる。
沿革
- 1922年(大正11年) - 関西住宅組合建築株式会社として設立。
- 1942年(昭和17年) - 関西住宅無尽株式会社に商号変更。
- 1958年(昭和33年)10月 - 相互銀行に転換、株式会社大正相互銀行に商号変更。
- 1988年(昭和63年)4月 - 大阪北信用組合と合併。
- 1989年(平成元年)4月1日 - 普通銀行に転換、株式会社大正銀行に商号変更。
情報処理システム
勘定系システム
(旧)泉州銀行[1]と鳥取銀行とともに「BCS共同利用型基幹システム」を採用している。ただし、前述の2行ともNTTデータ地銀共同センターにリプレースしているため、2012年5月6日以降は大正銀単独の稼働となっている。
2014年度下半期をめどに、日立のNEXTBASEへリプレースする方針であることが2013年6月に発表された[2]。
脚注
- ↑ 池田泉州銀行発足後は、旧泉州銀の店舗のみ。
- ↑ テンプレート:Cite news