第三紀
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新 生 代 |
第 四 紀 |
完新世 | |
更新世 | 後期 中期 カラブリアン ジェラシアン | ||
新 第 三 紀 |
鮮新世 | ピアセンジアン ザンクリアン | |
中新世 | メッシニアン トートニアン サーラバリアン ランギアン バーディガリアン アキタニアン | ||
古 第 三 紀 |
漸新世 | チャッティアン ルペリアン | |
始新世 | プリアボニアン バートニアン ルテシアン ヤプレシアン | ||
暁新世 | サネティアン セランディアン ダニアン | ||
中 生 代 |
白 亜 紀 |
後期 | マーストリヒチアン |
第三紀(だいさんき、Tertiary、ターシャリー)は地質時代区分の1つである。絶対年代では、6430万年前から260万年前までである。国際地質科学連合(IUGS)は「非公式用語」に位置づけている。三紀層と呼んでいたこともある。
概要
18世紀中頃にイタリアの地質学者テンプレート:仮リンクが、イタリアの南アルプスの地層やそこに含まれる化石の分類から、地質時代を3つの時代区分に定義した。
- 第一紀(テンプレート:Lang-it-short)は化石の出ない時代。
- 第二紀(テンプレート:Lang-it-short)は化石が出るが現生生物とは遙かに異なる。
- 第三紀(テンプレート:Lang-it-short)は現生生物に近い生物の化石が出る時代、後に第三紀は分割され第四紀(テンプレート:Lang-it-short)が追加された。
現在では、「第四紀」のみが公式用語であり、日本語では「第三紀」が「古第三紀」と「新第三紀」に分割され名残を留めているが、英語ではTertiary(第三紀)はPaleogene(古第三紀)とNeogene(新第三紀)が公式用語になっている。
大陸
この紀の初期には、ローラシア大陸とゴンドワナ大陸の間にまだテチス海が存在していたが、インド・アラビア・アフリカの各プレートが北に移動するにつれて押し縮められていきつつあり、陸地も競り上がっていきアルプス山脈とヒマラヤ山脈ができあがり、テチス海もプレート同士の押し合いで最終的にはなくなってしまった[1]。 ゴンドワナ大陸は、いくつかの大陸に分かれていた。オーストラリアと南極大陸はおよそ漸新世まで隣接していた。ローラシア大陸は始新世の初めに北大西洋の拡大に伴い分裂し、北アメリカとグリーンランドがヨーロッパからから切り離された。[2]
気候
生物
古第三紀と新第三紀では生物相が大きく変わる。この紀を通じてツンドラ、針葉樹林、落葉樹林、草原、熱帯雨林という主要な植物区分がはっきりと確立されるようになった[3]。
脚注
参考文献
- リチャード・サウスウッド著、垂水雄二訳 『生命進化の物語』 八坂書房 2007年 ISBN 978-4-89694-887-5
関連項目
外部リンク
テンプレート:地質時代- ↑ リチャード・サウスウッド、2007年 251ページ
- ↑ リチャード・サウスウッド 2007年 252ページ
- ↑ リチャード・サウスウッド 2007年 256ページ