山本正美
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テンプレート:Portal クラシック音楽 山本 正美(やまもと まさみ、1932年(昭和7年)12月25日 - 2003年(平成15年)4月12日)は、日本の作曲家。山本直純の妻。作曲家の山本純ノ介は長男、チェリストの山本祐ノ介は二男。東京藝術大学作曲科卒。1981年、48歳にして長男の純ノ介と共に東京藝術大学大学院に入学し、話題となった。
岡本 正美(おかもと まさみ)名義で交響曲から歌曲・合唱曲まで幅広く手がけたが、その作風は、夫・直純の大衆に幅広く受け入れられるような作風とは違い、やや難解と見られがちな前衛風な響き、構成の作品が多い。美智子皇后の詞に曲づけした「ねむの木の子守歌」が一般的によく知られている。
遠縁に吉永小百合がいる(山本正美の妹の夫の母が、吉永の母の従兄弟の妻と姉妹同士)[1]。また、佐良直美も遠縁にあたる(佐良の母方の大伯父である山口彰夫の妻と、吉永の母が姉妹同士)[1]。
代表的な作品
- ねむの木の子守歌
- 交響曲第1番『ジーザス・クライスト』
- 交響曲第7番
- 管弦楽曲「春一番」
- チェロ協奏曲(第3楽章のみ独立して「アレグロ・アラ・ターラ」としてLPレコード化されている)
- チェロ独奏の為の「エル・エム・ヘヴン」
- 短歌による女声三部合唱曲「軽井沢の四季」(その1、その2)