太田光
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テンプレート:未検証 テンプレート:Infobox お笑い芸人 太田 光(おおた ひかり、1965年5月13日 - )は、日本のお笑いタレント、漫才師、文筆家である。
田中裕二との漫才コンビ爆笑問題のボケならびにネタ作成を担当し、文化人的な発言でも注目されている[1]。埼玉県上福岡市(現ふじみ野市)出身。タイタン所属。上福岡市立第二中学校(現:ふじみ野市立葦原中学校)卒業、大東文化大学第一高等学校卒業、日本大学藝術学部中退(退学届を出していないため除籍扱い)。
目次
経歴
- 高校時代は友達が一人もいなかったが、学校を休まず皆勤賞を取った。休み時間は、図書室に入り浸り、「図書室の不良」を自称していた。修学旅行では約10冊の小説を持参し、1人で全部読みきった。大学に進学すると初対面の学生にもハイテンションに振る舞い、友達を作ろうと必死であった。
- 1988年3月、日本大学芸術学部(日芸)演劇学科で知り合った田中と爆笑問題を結成。
- 1990年9月26日、当時同じ事務所(太田プロ)だった元タレントで現在のタイタン社長である太田光代(当時は松永光代)と結婚。
人物
人物像
- 身長は170cmと平均的だが、田中の身長が154cmと低いため、「爆笑問題の大きい方」とも言われている[2]。猫背である。
- 恐妻家。妻は豪快な人物で、彼女との奇妙な結婚生活はエピソードに事欠かない[3]。
- 一人っ子。
- 好物はカシューナッツであり楽屋などにも用意されているが本人は自宅で大量に食べてくるため手を付けないと語っている。
- 父親の三郎は建築士で書道も嗜んでおり、東京・六本木の叙々苑の店舗の設計を手がけ、そこの看板の揮毫も担当した。また父も、光と同様に文学とお笑いに興味を持っていた[4]。
- 母は女優志望で永井一郎と同じ養成所に所属していた事があり、太田は幼少より母に連れられて永井の舞台を見に行っていた。しかし、永井が爆笑問題のラジオにゲスト出演するまで太田と顔を合わせた事はなかった。
芸風
- ビートたけしの大ファンであり、大変尊敬している。たけしに影響を受け、最近起きた著名人の不祥事や事件をネタにするブラック・ユーモアを得意とする。
- テレビ番組やライブでの登場時、岡本太郎の「芸術は、爆発だ!」や『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)の「タケちゃんマン」にて明石家さんま扮するパーデンネンの「パァー」を彷彿させるような、両手を広げたおどけたポーズをとる。
- 尊敬する落語家・立川談志から「(相方の)田中だけは切るなよ」「別れなさんな(コンビを解消するな)」と忠告され[5]、テンプレート:要出典範囲。
趣味・嗜好
- サザンオールスターズの大ファンで、桑田佳祐と親交もある。他に好きな歌手はジャニス・ジョプリン、スティーヴィー・ワンダー、さだまさし、谷村新司、佐野元春、Mr.Children、SMAPなど。学生時代はニューミュージック、洋楽を好んで聴いていた。
- ヘビースモーカーでタバコを多い時には1日に40本を吸うことがある。しかし、2008年の人間ドックでの肺検査(呼吸機能・胸部CT・喀痰細胞診)では異常が見られなかった[6]。
- お酒は全く飲まない。
- 木村拓哉のファンであり、自身のラジオやエッセイで度々話題に挙げる。また、メル友でもあり木村の事を「たっくん」と呼んでいる[7]。
- ゲーム『MOTHER』の大ファンであり、製作者である糸井重里の公式webサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』でも糸井との対談が掲載された。
- アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の大ファンであり、脚本家の虚淵玄を『爆笑問題の日曜サンデー』のゲストに呼んで対談した。
- 猫を1匹とオウムを飼っている。
文学・映画のこだわり
- 大変な読書家で、多忙にも拘らず年100冊を超えるペースで本を読む。敬愛する作家にヴォネガット、アーヴィング、サリンジャー、カポーティ、太宰治、宮沢賢治、向田邦子、司馬遼太郎など。高校時代の愛読書は亀井勝一郎、島崎藤村。ヴォネガットファンとして有名で、事務所の名前「タイタン」や飼っていたオカメインコの名前「キルゴア」はヴォネガットの作品に由来するもの。アーヴィングとは新潮社出版『対談の七人』にて対談を行ったこともある。
- 村上春樹については批判的で「会話が翻訳的であり、登場人物に人間味がない」と意見を述べている。一方で村上作品については全て読んでいる。『羊をめぐる冒険』などの初期の作品については肯定している。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』以降の作品から否定的である。
- 『知るを楽しむ・私のこだわり人物伝』(NHK教育、2005年6月)では、向田邦子とドラマ『阿修羅のごとく』を語った「女と男の情景」と題した講義を担当し、2006年元日には村松友視とお互いの講義した人物について語る特別番組が放送された。
- 2009年から文藝春秋社で刊行されている『向田邦子全集〈新版〉』の月報をはじめ、向田邦子関連のコラムを多く執筆している。
- 『小説新潮』1997年12月号に近未来SF短編『終末のコメディ』が掲載された。また、2010年には短編集『マボロシの鳥』を出版している。
- 映画鑑賞も趣味でありよく観ている。敬愛する映画監督にチャップリン、ウディ・アレン、ジョージ・ロイ・ヒル、テリー・ギリアム、黒澤明、など。
政治・思想について
自らの番組、エッセイ等で政治的信条を語ることがある。共著『憲法九条を世界遺産に』に書かれているように思想的には左派寄りであるといわれることが多いが本人は右派でも左派でもない中道と言っており[8]、立川談志や三島由紀夫を評価していたように保守的姿勢の者に対しても議論さえしなければ許容している。日本国憲法第9条を含め、護憲に対して肯定的である太田は「社会問題をお笑いのネタとして扱っているだけで、何らかの政治的なメッセージを送っているつもりはない」と繰り返し述べている[9]。ただし、自らと考えが異なる雑誌『WiLL』でコラムを連載している。
インターネットについて
エピソード
- 「光」と言う名前は父に名付けられ、正しい「right」と明るい「light」という意味を掛けて「ライト」と名付けたかったが、漫才師のコロムビア・トップ・ライトと同じになるのでこの名前は避けて「光」とした。光り輝くようにと言う意味も込めたという[4]。
- オリジナルの一発ギャグはもっていなかったが、2005年には、(中指と人差し指を額につけ、相手に向けて)「ピップ」というギャグを推し、『爆笑問題カーボーイ』でも「私もピップやってみました」というコーナーをつくって、リスナーに流行させようとした。太田はこのギャグで流行語大賞を狙っているとしたが、入賞はおろかノミネートすらされなかった。
- 流行語大賞でのノミネートはないものの、女子中高生ケータイ流行語大賞では『笑っていいとも!』でタモリとはやらせようとしていた「どゆこと!?」が2010年の7位に選ばれている[11]。
- 田中編と太田編で特集された『情熱大陸』(毎日放送・TBS系、2010年5月16日・5月23日)では田中編の方が視聴率が高く、「ショック隠しきれないですから」と発言した[12][13]。
- 同期デビューの森脇健児のことが「大嫌いだった」と話している。過去に森脇が司会のテレビ番組に出演した時に、森脇に向かって「うるせえバカヤロー」などと野次り、それ以来共演NGになったとしている。一方で、風見しんごは「芸能界の恩人」と話しており、風見のラジオ番組にレポーターとして出演していた時に風見から「自分には何の芸もないので、(太田ら)芸人のことを尊敬している」と言われたことで、ありがたく思い「風見さんだけは守りたいと思うようになった」という[14]。
出演番組
コンビでの出演は、爆笑問題#現在の出演番組、爆笑問題#過去の出演番組を参照のこと。
現在の出演番組
過去の出演番組
バラエティ・情報番組
ゲスト出演
- 王様のブランチ(2010年10月30日、TBS)
- しゃべくり007(2011年1月24日、日本テレビ)
- あさイチ(2012年2月3日、NHK総合)
- S☆1(2012年11月17日・18日、TBS) - 田中が緊急入院(田中裕二 (お笑い芸人)#来歴を参照)した際の代理キャスター
- 櫻井有吉アブナイ夜会(2014年4月17日、TBS)
テレビドラマ
映画
- バカヤロー!2 幸せになりたい。第2話「こわいお客様がイヤだ」(1989年)
- おいしい結婚(1991年) - マネー・トランジットセブンの店員A 役
- マコトノハナシ第4話・第5話(1992年)
- 草の上の仕事(1993年)
- たどんとちくわ(1998年) - タクシーの乗客 役
- 模倣犯(2002年) - 太田光 役
ドキュメンタリー
- 知るを楽しむ・私のこだわり人物伝「向田邦子・女と男の情景」(2005年6月、NHK教育)
- ラストデイズ「忌野清志郎×太田光」(2014年5月2日、NHK総合)
ゲーム
- TIZ -Tokyo Insect Zoo-(1996年) - ザッカ 役
海外アニメ
- アイス・エイジシリーズ - シド 役
- アイス・エイジ(2002年)
- アイス・エイジ2(2006年)
- アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの(2009年)
- アイス・エイジ/クリスマス(2011年)
- アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険(2012年)
人形劇
- 連続人形活劇 新・三銃士(2010年、NHK教育)
ラジオ
- 立川談志・太田光 今夜はふたりで(2007年10月6日 - 2008年3月29日、TBSラジオ)
- 今晩は 吉永小百合です(2010年8月8日・8月15日、TBSラジオ)
- 桑田佳祐のやさしい夜遊び(2010年10月30日、JFN系)
- よんぱち 48hours 〜WEEKEND MEISTER〜(2012年2月3日 - 、TOKYO FM)
DVD
- 笑う超人 立川談志×太田光(2007年)※企画・演出・出演
CM
- 明治製菓「MINTZ」
監督作品
- バカヤロー!4 YOU! お前のことだよ 第1話「泊ったら最後」(1991年)
著書
爆笑問題名義の著書は爆笑問題#出版を参照のこと。なお、爆笑問題名義でも多くは太田1人で執筆している(原稿料・印税は田中にも配分されている)。
- カラス(34歳までの人生をインタビュー形式で振り返る虚実入り乱れた自伝、1999年、小学館、 ISBN 978-4093593618)
- ザ・ロングインタビュー(4) 人は、なぜ笑うのか?(BSフジの番組『ザ・ロングインタビュー』を再構成、2001年、扶桑社、ISBN 978-4594033491)
- パラレルな世紀への跳躍(2003年、ダイヤモンド社、ISBN 978-4478942048 / 集英社文庫版:2007年、ISBN 978-4087461435)
- 天下御免の向こう見ず(爆笑問題名義の単行本から太田のエッセイのみを選り抜き文庫化、2004年、幻冬舎文庫、ISBN 978-4344405288)
- ヒレハレ草(同上、2004年、幻冬舎文庫、ISBN 978-4344405561)
- 三三七拍子(同上、2004年10月、幻冬舎文庫、ISBN 978-4344405745)
- NHK知るを楽しむ(火) 私のこだわり人物伝 (「向田邦子 女と男の情景」、2005年、日本放送出版協会、ISBN 978-4141891246)
- トリックスターから、空へ(2006年、ダイヤモンド社、ISBN 978-4478942321 / 新潮文庫版:2009年、ISBN 978-4101383514)
- マボロシの鳥(2010年、新潮社、ISBN 978-4103285113)
- 向田邦子の陽射し(2011年、文藝春秋、ISBN 978-4163743509)
- しごとのはなし(2011年、ぴあ、ISBN 978-4835617954)
- 文明の子(2012年、ダイヤモンド社、ISBN 978-4478017715)
共著
- 憲法九条を世界遺産に(中沢新一との共著、2006年、集英社新書、ISBN 978-4087203530)
- 禁煙バトルロワイヤル(奥仲哲弥との共著、2008年、集英社新書、ISBN 978-4087204636)
- 爆笑問題と考える いじめという怪物(NHK「探検バクモン」取材班との共著、2013年、集英社新書、ISBN 978-4087206913)
編集
- チビカミ(小沢友紀子著、『爆笑問題のススメ』の企画により発行、2004年、フィールドワイ、ISBN 978-4901722421)
音楽
- アラレ!パラレ!(作詞を担当、フジテレビ系テレビアニメ『ドクタースランプ』オープニングテーマ、作曲・編曲:太田美知彦)
- 飲茶楼で、めちゃうまかろう(作詞を担当、白部真一との共作、作曲:山野直子・内山肇、編曲:會田茂一、JT・清涼飲料水CM曲)
- We are SMAP!(作詞を担当、歌:SMAP、作曲・編曲:久石譲)
- ヒマワリ(作詞を担当、歌: 田原俊彦、作曲: 宮地大輔・大野裕一、編曲:大野裕一)
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:笑っていいとも!- ↑ 「新潮流 ハトの命脈(上)」 京都新聞、2007年3月27日、滋賀1面。
- ↑ 『爆笑問題太田光自伝』
- ↑ 『爆笑夫婦問題』
- ↑ 4.0 4.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 立川談志、太田光、ビートたけし『最後の大独演会』新潮社、2012年。
- ↑ 共著『禁煙バトルロワイヤル』
- ↑ 『しごとの話』
- ↑ 実際、少年法の廃止に賛意を示し、少年犯罪に対する実名報道を主張し、山本太郎を批判するなど、左派とは言い切れない側面も見せている。また、民主党政権時には、民主党の政策を「夢のようなこと。本当に出来るのか」と批判するなど、矛盾をしばしば追及していたことから、「反自民党」ではなく「反政権与党」のスタンスであるとも言える。
- ↑ お笑い評論家・ラリー遠田の【この芸人を見よ!】 第7回 爆笑問題・太田光 誤解を恐れない「なんちゃってインテリ」 - 日刊サイゾー 2008年11月
- ↑ Pushing the Boundaries of Political Satire in Japan - New York Times August 12, 2006
- ↑ 2010年の女子中高生ケータイ流行語大賞が決定しました。 - P-NEST リサーチ
- ↑ 爆笑問題・太田 田中に『情熱大陸』視聴率で負ける - アメーバニュース 2010年5月30日
- ↑ 田中編は5月16日に、太田編は5月23日にそれぞれ放送された。
- ↑ 『櫻井有吉アブナイ夜会』での発言。テンプレート:Cite web
- ↑ 2000年4月から2012年3月までは、田中とともに水曜日に出演していたが、同年4月より田中のみが月曜日へ出演曜日を変更していた。