アン・マレー
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アン・マレー(Anne Murray、本名:Morna Anne Murray、1945年6月20日 - )は、カナダ出身の女性歌手。
来歴
- デビューする前は高校で体育教師をしていた[1]。
- 1970年、初のヒット「スノーバード」が米ビルボード誌HOT100で8位まで上昇。代表曲の「ラブ・ソング」はケニー・ロギンズの作曲。ケニー・ロギンズは、アンの73年の「ダニーの歌」も提供している。74年度にはグラミー賞の最優秀カントリー女性歌手賞を受賞。74年には「ユー・ウォント・シー・ミー」もヒット。「辛い別れ」(ランディ・グッドラム作)で78年度グラミー賞の最優秀ポップ女性歌手賞を受賞。
- 「辛い別れ」(ユー・ニーデッド・ミー)は米ビルボード誌HOT100で第1位を記録した。これはカナダ出身の女性ソロ・シンガーとしては史上初の快挙である。これ以降も「思い出にさようなら」(カーペンターズと競作。全米12位)、「月影のふたり」(全米25位)、79年の「愛の残り火」(全米12位。ヒューマン・リーグのものとは同名異曲)、80年の「デイドリーム・ビリーバー」(モンキーズのカバー。全米12位)、「踊りましょう」(映画『アーバン・カウボーイ』挿入歌)など、バラードを中心にヒット曲を連発した。
- 2007年にはセリーヌ・ディオン、サラ・ブライトマンら豪華なゲスト陣を迎えたアルバム“Duets - Friends & Legends”を発表。現在もカナダをベースとして現役で活動中である。
- オリジナル楽曲のほか、ビートルズ(「ユー・ウォント・シー・ミー」「デイ・トリッパー」「すてきなダンス」)、モンキーズ、エヴァリー・ブラザーズ(“Walk Right Back”。アンのバージョンの邦題は「淋しい日々」)などの往年のヒット曲を数多く取り上げている。また、逆に彼女のデビュー・ヒット「スノーバード」はエルヴィス・プレスリーによってカバーされている。
備考
- 「辛い別れ」(原題:"You Needed Me")は1980年、TBS系金曜ドラマ『幸福』(脚本:向田邦子)の主題歌に採用された。そのため「辛い別れ」の日本盤シングル・ジャケットには、アン・マレーのアーティスト写真のみを使用した通常のものと、『幸福』の出演者である岸恵子、竹脇無我、岸本加世子、中田喜子の写真をコラージュしたもの(アン・マレーの写真も小さく掲載)の2種類が存在する。
ディスコグラフィ
- LP:一番大切なもの 日本 1974 CAPITOL/東芝EMI ECS-80094
- LP:トゥゲザー 日本 1975 CAPITOL/東芝EMI ECS-80356
- LP:愛のゆりかご 日本 1977 CAPITOL/東芝EMI ECS-81213
- LP:愛の残り火 日本 1979 CAPITOL/東芝EMI ECS-81272
- LP:倖わせの岸辺 日本 1980 CAPITOL/東芝EMI ECS-81319
- LP:夢を求めて 日本 1981 CAPITOL/東芝EMI ECS-91020
- LP:AN MURRAY'S GREATEST HITS USA 1980 CAPITOL SOO-12110
ほか、多数