鶴巻温泉駅
テンプレート:駅情報 鶴巻温泉駅(つるまきおんせんえき)は、神奈川県秦野市鶴巻北二丁目にある、小田急電鉄小田原線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム間は跨線橋で移動できる。
駅舎は伊勢原方にあり、1番ホームが南口、2番ホームが北口となっており、ともに自動券売機・自動改札機・自動精算機が設置されている。駅員が配置されているのは北口のみである。初電から7:15までは駅員無配置駅となる。南口は開設時に駅舎が設置されたが、後年旅館街に近い北口に移設され、その後時間限定の臨時改札口とされ、その数年後に常設改札口になったものである。
当駅のホームは曲線上にあるため、電車との間が最大で15cm開いている。
のりばは東側を1番ホームとして、下表の通りである。
2014年度には、行先案内表示器が設置される予定である。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color小田原線 | 下り | 小田原・箱根湯本方面 |
2 | テンプレート:Color小田原線 | 上り | 相模大野・新宿・千代田線方面 |
- TsurumakiStminami.jpg
鶴巻温泉駅南口(2006年10月28日撮影)
- OER Tsurumaki-Onsen station Precincts.JPG
駅構内(2008年1月6日撮影)
- OER Tsurumaki-Onsen Sta overview.jpg
東海大学前駅方面から駅を望む(2008年1月30日撮影)
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は15,130人である[1]。近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
1982年 | 9,770 | |
1998年 | 8,059[2] | |
1999年 | 7,909[3] | |
2000年 | 7,799[3] | |
2001年 | 16,081 | 7,997[4] |
2002年 | 16,014 | 7,989[4] |
2003年 | 16,128 | 8,103[5] |
2004年 | 15,939 | 8,012[5] |
2005年 | 15,797 | 7,943[6] |
2006年 | 15,926 | 8,009[6] |
2007年 | 15,959 | 8,069[7] |
2008年 | 16,055 | 8,090[7] |
2009年 | 15,580 | 7,854[8] |
2010年 | 7,700[8] | |
2011年 | 14,998 | 7,565[9] |
2012年 | 15,130 |
駅周辺
北口
- 小田急開通四十周年記念鶴巻温泉駅敷地顕彰碑 - 小田急小田原線開通40周年を記念して建てられた
- 落幡村村名保存碑 - 鶴巻の旧名「落幡(おちはた)」を残すために立てられた記念碑
- 鶴巻温泉
- 元湯・陣屋 - 将棋などの対局に頻繁に使われる老舗温泉旅館。
- 鶴巻温泉病院
- 弘法山
- 秦野市立宮永岳彦記念美術館
- フードワン鶴巻店
南口
バス路線
駅前に発着する。神奈川中央交通により運行されている。
鶴巻温泉駅
- 秦44系統 - 東海大学前駅南口・下大槻団地経由秦野駅行
- 巻02系統 - 東海大学前駅南口経由下大槻団地行
- 鶴12系統 - 真田経由東海大学行
- 伊59系統 - 伊勢原駅北口行
- 鶴11系統 - 串橋下経由伊勢原車庫行
歴史
- 1927年(昭和2年)4月1日 - 鶴巻駅として開業。「直通」の停車駅となる。なお、各駅停車は、新宿駅 - 稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。駅舎はもともと南口に置かれたが、後年北口へ移設された。
- 1930年(昭和5年)3月15日 - 鶴巻温泉駅に改称。
- 1937年(昭和12年)9月1日 - 急行の停車駅となる。
- 1944年(昭和19年)
- 1945年(昭和20年)6月 - 従来、新宿駅 - 稲田登戸駅間のみの運行の各駅停車が全線で運行されることとなり、各駅停車の停車駅となる。同時に、「直通」は廃止される。
- 1946年(昭和21年)10月1日 - 準急が設定され、停車駅となる。
- 1949年(昭和24年)10月1日 - 急行が復活し、停車駅となる。
- 1955年(昭和30年)3月25日 - 通勤急行が設定され、停車駅となる。
- 1958年(昭和33年)4月1日 - 再度鶴巻温泉駅に改称。
- 1960年(昭和35年)3月25日 - 通勤準急が設定され、停車駅となる。
- 2004年(平成16年)12月11日 - 快速急行・区間準急が設定され、停車駅となる。
- 2008年(平成20年) - スロープ(北口)、多目的トイレ、触知案内板を設置。
- 2012年(平成24年)3月17日 - 本厚木以西での区間準急の設定がなくなり、停車駅から外れる。
駅名の由来
当時の駅所在地「中郡大根村大字落幡字鶴巻田」(昭和の大合併後、大字落幡は鶴巻に改名した)から鶴巻駅として開設された。まもなく駅の近くにある鶴巻温泉の組合からの要望で鶴巻温泉駅に改称されたが、太平洋戦争中に「温泉」の駅名が非常時にふさわしくないとして鶴巻駅に再改称した。再び「鶴巻温泉」の駅名に戻ったのは戦後の混乱期が終わってからである。
隣の駅
- テンプレート:Color小田急電鉄
- 小田原線
- テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行・テンプレート:Color準急・テンプレート:Color各駅停車
1945年、玉川村七沢(現・厚木市七沢)に大日本帝国海軍の軍需物資格納庫を建設することが決定し、当駅から引き込み線を敷設する工事が開始された。しかし、分岐のポイントが完成した頃に終戦を迎えたため、この工事は中止となった。