シスチン
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テンプレート:Chembox シスチン (cystine) はアミノ酸の一種で、3,3'-ジチオビス(2-アミノプロピオン酸)のことである。2分子のシステインが、チオール基 (–SH) の酸化によって生成する S–S 結合(ジスルフィド結合)を介してつながった構造を持つ。光学活性化合物であり、天然に多く存在するのは L体 (R,R'体) である。白色固体で、融点は247 - 249 ºC。
毛髪などのケラチンに特に多く含まれる(毛髪の約5%)[1]。通常のタンパク質での含量は少ないが、その高次構造を決める上で重要な部分である。
シスチンは、1810年にウィリアム・ハイド・ウォラストンによって発見されたが、1899年に牛の角から単離されるまでは、タンパク質に由来するものとは認識されていなかった[2]。
性質・栄養
ジスルフィド結合は容易に還元され対応するチオール(システイン)となる。この反応はメルカプトエタノールやジチオスレイトールなどのチオールによって起こる。 テンプレート:Indent
そのため、シスチンの栄養学的な利点や摂取源は、より一般的なシステインのものと同一である。ジスルフィド結合はより高温で、より容易に切断される[3]。
脚注
外部リンク
テンプレート:Chem-stub- ↑ テンプレート:OrgSynth
- ↑ "cystine." Encyclopædia Britannica. Encyclopædia Britannica Online. Encyclopædia Britannica, 2011. Web. 10 Feb. 2011. <http://www.britannica.com/EBchecked/topic/148835/cystine>
- ↑ テンプレート:Cite journal