ゴールキーパー
ゴールキーパー(Goal Keeper)とは、サッカー、ハンドボール、ホッケー、アイスホッケー、ラクロス、水球、フットサルなどの競技で見られるポジションである。ゴールキーパーの役割は、相手が自分のゴール至直でボールを入れて得点しようとする事を防御することであり,最終的なデフェンダーとも言える。これはすべての競技において共通している事項である。
キーパーと略すこともある。略称としては他にアルファベット2文字でGKと表す場合もある。また、ゴールテンダー(goaltender)やゴーリー(goalie)、ゴレイロ(goleiro)という呼称も存在し、競技や国によって呼称が異なる。なお呼称について競技上特色があるものについては、以下においても述べる。
概要
一般的に、ゴールキーパーは他のポジションの選手と比べて、ボールやパックを手で掴めるなど異なるプレーが求められていたり、またボディーコンタクトに対して無防備になることもあるので特別なルールが適用されている場合が多い。また、どの競技もフィールドに1人のみと定められているのが通例である。
ハンドボール
ハンドボールのゴールキーパーは他のポジションの選手とは異なる色のユニフォームを着用する。背番号は1,12,16など。 キーパーの特権として、フィールド上にいる選手の中で、一人だけ、6メートルラインの中に入ることができ、さらにその中では、相手のシュートをセーブするときにのみ、足を使うことを許されている。
アイスホッケー
- 詳しくはゴールキーパー (アイスホッケー)を参照のこと。
米語ではゴーリー(goalie)、ゴールテンダー(goaltender)などと呼び、英語流にネットマインダー(netminder)と呼ぶ国もある。アイスホッケーのゴールキーパーはパックを手で扱うことが認められている。見た目上の特徴としては他のポジションの選手に比べて防具の種類が多く、重装備をしていることに特徴がある。またゴールキーパーに対する意図的な接触はペナルティーの対象となる。 ユニフォームは他のポジション選手と同じものを着る。
ホッケー
ホッケー(フィールド・ホッケー)のゴールキーパーは他のポジションの選手と違い、唯一ヘルメット、脛当て、手袋などの防具をしている。また、他のポジションの選手とは異なる色のユニフォームを着用する。ゴールキーパーはシューティングサークル内で、ボールを体で止めたり、足で蹴ってボールがゴールに入ることを防ぐ事ができる。
水球
水球のゴールキーパーはゴールから4m以内において、両手でボールを掴む、もしくは両拳でボールを弾き飛ばすことが許される。またプールの底に足をつくことが許されている。赤色の水泳キャップを使用する(他の選手は青か白)。テンプレート:-
ラクロス
ラクロスのゴールキーパーは米語流にゴーリー(goalie)、もしくは英語流にネットマインダー(netminder)と呼ばれることがある。テンプレート:-
サッカー
- 詳しくはゴールキーパー (サッカー)を参照のこと。
サッカーのキーパーは、ペナルティーエリアの中で手でボールを扱うことが許されている。また、他のポジションの選手と見分けが付きやすくするため、異なる色のユニフォームを着用する。他のポジションに比べて接触に対して無防備なため、キーパーに対するファウルは厳しく裁定される。
フットサル
サッカー同様にペナルティーエリア内で手でボールを触ることができ、異なるユニフォームの使用が義務付けられる。パワープレーの際、フィールドプレーヤーがキーパーのユニフォームを着て攻撃に参加することがある。またサッカーに比べピッチが狭いため直接ゴールを狙うことも可能である。手で投げたボールのゴールインは認められていない。日本ではポルトガル語のゴレイロ(goleiro)という名称で呼ばれることもあるが、公式ルールでの名称はあくまでもゴールキーパーである。