小堀流踏水術

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小堀流踏水術(こぼりりゅうとうすいじゅつ)は、強力な立ち泳ぎを特徴とする日本泳法の流派。江戸時代享保年間、熊本藩士小堀長順の創始するところで、長順の死後、池部彌八郎、山東彦右衛門、能勢熊之丞その他を経て小堀水翁が継ぎ、さらにこれを猿木宗那に伝え、宗那の死後、小堀平七がその直流を伝えた。 現在 熊本、学習院、京都、長崎に活動拠点がある。

泳法の概要

小堀流踏水術は平体と立体の泳ぎからなり、横体の泳ぎはない。立体は踏み足による強力な立ち泳ぎが特徴である。水中で腰掛けるように膝を曲げ、上体を起こし、交互に水を踏むような動作を行う。水上からは両足をスクリューのように回転させているように見えるのが特徴である。

泳ぎの種類

泳ぎの種類は他流派に比べ少ないが、上記以外にも立游を応用した様々な泳ぎがある。基本的に、小堀流踏水術の立游を用いれば、陸上で出来ることは水中でも出来るため、式泳(演武)で演じられる泳ぎは無数にあることになる。 甲冑御前游、水書、水剣、水銃、水弓、瓜剥き、酒呑游、などがある。


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