青年自由党
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青年自由党(せいねんじゆうとう)は、東日本ハウス創業者で元社長・中村功が党首を務めた保守系の政治団体。
概要
1993年の第40回衆議院議員総選挙に岩手県第1区 (中選挙区)より無所属で立候補、当選し、「自民党・自由国民会議」の一員として活動した中村力(功党首の息子)は事実上ここの推薦候補とも言えるものであった。母体は企業経営者の政治学習組織漁火会。かつて漁火会は政治家養成組織として知られた。
映画『プライド・運命の瞬間』『ムルデカ17805』の製作を指揮し、上映について物心両面で支援していた。
同党所属の地方議員が複数いたが、『ムルデカ―』興行失敗など、党首の事業失敗により活動が先細りし、所属議員や候補者は自民党や維新政党・新風などに移籍。現在は機関紙「漁火新聞」を発行するのみである(総務相への政治資金収支報告書提出は2004年・2005年と2年連続怠り2006年4月1日以降は政治団体ではない人格なき社団)。近時では機関紙・漁火新聞2010年6月号において中村会長が「漁火会は日本創新党に期待し、会として応援する」と発言した旨の報道があった。
党名に青年を冠するが、入党に年齢制限は無かった。これはマッツィーニの「青年イタリア」にあやかったもの。