TV本
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テンプレート:出典の明記 TV本(てれびほん)はテレビジョン画面の水平表示解像度を現す単位である。
画面の垂直方向の高さに等しい水平幅の中に、白黒の垂線が何本まで分離して見分けられるかを表す。この際、白と黒の垂線をそれぞれ1本と数える。1本の走査線においては、白黒の垂線は輝度信号が矩形波(あるいは正弦波)の1周期に相当する。輝度信号の山が白、谷が黒として表示されるので、1周期はTV本で2本分の走査期間に相当する。
例としてNTSC方式標準信号を考えると、画面の高さに相当する走査時間は約40μs、輝度信号の周波数帯域は約4.2MHz(周期238nsが最大なので、約168周期が表示できることになる。これは約336TV本に相当する水平解像度ということになる。 したがって、伝送周波数帯域と水平解像度はほぼ等価な概念であることがわかる。テンプレート:Electronics-stub