ダイハツ・テリオス
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テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 テリオス(Terios )はダイハツ工業が製造していたSUVである。日本国内では1997年から2005年まで販売されていた。現在「テリオス」の名称は後継車のビーゴの日本国外仕様に充てられている。
この車はトヨタ自動車にOEM供給されていたトヨタ・キャミのベースとなっている。また、リアオーバーハングを短縮した軽自動車版のテリオスキッドも存在する。
概要
車格や構成は異なるが、販売上はラガーおよびロッキーの顧客層の受け皿ともなっている。
「テリオスキッド」と車体の多くが共通であることから、全幅が1,555mm(荷室を除く室内寸法もテリオスキッドとほぼ同じ)とコンパクトであるが、リアオーバーハングの延長により、小型車にふさわしい荷室容積を確保している。
コンパクトカーでは数少ない縦置きエンジンであるが、これには、オフロードや深い雪の抵抗などの負荷を考慮した、比較的容量の大きなトランスミッションとトランスファーを無理なくレイアウトする目的がある。また悪路対策としてセンターデフロック機構を備え比較的高い走破性を持つことや、狭い作業道にも進入可能であることから一部の林野庁森林管理署において官用車として使われている。
駆動方式は4WD、およびFR、エンジンは排気量1.3Lの自然吸気仕様(HC-EJ型、後にK3-VE型)、およびターボ仕様(K3-VET型、2000年より)が用意されていた。
給油口はラガーおよびロッキーと同様、右側となっている。
歴史
- 1997年4月 - 登場(型式J100G)。登場時のキャッチフレーズは「Virgin 4WD(ヴァージン・ヨンク)」
- 1998年9月 - 最初のマイナーチェンジ。全車に衝突安全ボディーTAF(タフ)およびマルチリフレクターヘッドランプが採用される。これに伴いフロントラジエターグリルのエンブレムが「TERIOS」からダイハツのCIを模ったエンブレムに変更。
- 1999年4月 - エアロカスタムIIが追加。
- 2000年5月 - 2度目のマイナーチェンジ。駆動方式にFRが追加、エンジンがHC-EJ型からK3-VE型に変更。(型式4WD:J102G、2WD:J122G)、更にヘッドランプが全車、4灯式丸型マルチリフレクターレンズを用いたタイプに変更。ターボ搭載モデル「ターボエアロダウンカスタム」を追加。(ターボのみ8月から発売)
- 2002年1月 - 一部改良。
- 2003年8月 - 一部改良。
- 2005年12月 - 日本国内向けの生産終了。それと同時に公式サイトのカーラインナップから姿を消した。
後継車
- 2006年1月、後継車「ビーゴ」(OEM供給モデルはキャミの後継車のトヨタ・ラッシュ)が発売されたが、日本国外モデルはそのままテリオスを名乗った。また、軽自動車版のテリオスキッドは2012年まで継続して生産された。
車名の由来
- 古代ギリシャ語で「願いを叶える」の意味。
関連項目
- ダイハツ・テリオスキッド - 派生車
- トヨタ・キャミ - OEM
- ダイハツ・ビーゴ - 後継車
- プロドゥア - 姉妹車にクンバラがある。