弟子丸泰仙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年8月21日 (水) 15:10時点における108.45.134.47 (トーク)による版 (スペルミスの訂正)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

弟子丸泰仙(でしまる たいせん、1914年 - 1982年4月30日)は、日本曹洞宗僧侶である。

1914年に佐賀県に生まれた。彼の母親は熱心な仏教徒であったが、彼の父親は彼にサラリーマンとして人生を送るよう望み、彼は2つの想いの間で揺れ動いた。そんな中、駒澤大学澤木興道に会い、社会の中でを実践するよう勧められた。

彼は実業家として成功し、海外経済協力事業団を設立したり、世界仏教平和運動を大谷光瑞らと共に実施したが、いずれも反対派によって失敗した。

そんな中、沢木興道の晩年に出家し、その死後、彼は遺命により、フランスで禅を広める事を決意し、1967年に渡欧して禅を布教し、多くの人々が彼の教えを受けた。時の永平寺貫首山田霊林の命により、ヨーロッパ開教総監に任じられ、1970年にAssociation Zen Internationaleを設立した。

彼は、ヨーロッパ各国に泰西仏教第一道場(1980年)など多くの道場を建て、また多くの著書を執筆した。

著作リスト

和文

欧米文

  • La pratique de la concentration(Zen-Retz、1978年
  • La pratique du zen(Albin Michel、1981年)
  • Questions a un Maitre Zen(Zen-Retz、1981年)

外部リンク

テンプレート:Asbox