翻訳支援ツール
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テンプレート:出典の明記 翻訳支援ツール(ほんやくしえんツール)は、翻訳を行う者(翻訳者)がより高品質な翻訳を効率的に行うために使用するソフトウェアの総称。
翻訳支援ツールとして主なものは、翻訳メモリツールと翻訳ソフトである。翻訳者の間でもしばしば誤解されているが、翻訳メモリツールと翻訳ソフトは基本的な発想をまったく異にするものである。翻訳メモリツールと翻訳ソフトには、それぞれ長所と短所がある(詳細はそれぞれの記事を参照のこと)。
背景
『解体新書』など、日本の近代の学問は翻訳から始まったといっても過言ではない。欧米では「学問としての翻訳」があり翻訳の学位もあるが、日本では翻訳学科は大学に存在せず、翻訳学会もない(ただし2005年9月に日本通訳学会の分科会として翻訳研究分科会が設立された)。このような中で、「翻訳はだれにでもできる」という誤解が広まり、体系的かつ実際的な翻訳技術の研究が遅れている。翻訳ソフトの翻訳支援ツールとしての有用性は、最近になって徐々に注目され始めた。
業務用翻訳ソフトでは翻訳メモリツールの機能を含むものも多い。しかし、業務用翻訳ソフトに付属する翻訳メモリ機能は、単独の翻訳メモリツールと比較して管理性や柔軟性で劣る。このため、翻訳メモリツールと翻訳ソフトを連携させて作業する方法が開発されている。
代表的な翻訳支援ツール
- Felix(TransAssistから改名)
- Google Translation Toolkit
- Isometry
- Lingotek
- Okapi Framework
- OmegaT(開発サイト:SourceForge)
- Pootle
- TRADOS(SDL International製)
- Translate Toolkit
- TraTool(ロゼッタ製)
- Wordfast
- Virtaal
- 対訳君(MCL製)