IEEE
IEEE(アイトリプルイー、テンプレート:Lang-en-short)は、アメリカ合衆国に本部を持つ電気工学・電子工学技術の学会である。
概要
対象とする分野は電気工学を源流とする通信・電子・情報工学とその関連分野に及ぶ。専門分野ごとに39の分科会[1]を持ち、それぞれに会誌(論文誌)を発行している。他に主な活動として標準化活動(規格の制定)を行っている。
1963年にアメリカ電気学会(AIEE)と無線学会(IRE)が合併し組織された非営利の専門機関である。発祥はアメリカであるが会員は世界各国に及び、この種の団体では世界最大と推定される。
IEEEの公式な日本語名称は無いが、1999年6月に設立された日本カウンシルにおいて、テンプレート:音声ルビと表記するという決定がなされた[2]。他の学会と区別する必要があるときは、アメリカに本部があることを付記することが推奨されている。日本の報道では「米国電気電子学会(テンプレート:音声ルビ)」と記述されることが多いようである。
また、この学会が定めた規格の名称はテンプレート:音声ルビで始まる。
会員制度
テンプレート:音声ルビの会員資格には、次の6種類がある。上級会員以下の会員資格は自己申請によるが、審査がある。 本説明でいうところの大学・大学院の課程、職業経験にはテンプレート:音声ルビに指定・認定されたものを指す。
会員資格 | 記号 | 概要 |
---|---|---|
学生会員 | S[3] | 大学学部、大学院の学生の会員資格。IEEEの指定する学科目を通常の学業の50%以上の割合で履修している必要がある。 |
準会員 | A[4] | 普通会員の条件を満たさないがIEEEの分野に関心を持つ者の会員資格。 |
普通会員 | M[5] | おおよそ、大学学部卒(学士)相当または職業経験6年以上の者の会員資格。 |
上級会員 | SM[6] | 10年以上専門的業務に従事し、そのうち5年以上にわたり重要な業績を挙げることが条件。 |
フェロー | F[7] | 連続5年以上会員歴を持つ上級会員で、著しい業績を上げた者の会員資格。他薦により推挙され、審査の上で授与される。 |
名誉会員 | HM[8] | IEEE会員以外で、関連分野において人類的規模で賞賛に値する功績を挙げた者に授与される。推薦により審査の上決定される。 |
主な規格
英小文字のついた規格は、英小文字のつかない規格の拡張規格であり、元の規格の改訂で取り込まれる。たとえばテンプレート:音声ルビ 802.3uやテンプレート:音声ルビ 802.3abはすでにテンプレート:音声ルビ 802.3に含まれている。したがって、厳密性を求める場合は規格の制定された年を併記する。
- [[IEEE 488|テンプレート:音声ルビ 488]] — (通称GP-IB)
- [[IEEE 754|テンプレート:音声ルビ 754]] — 浮動小数点演算に関する標準規格
- [[IEEE 802|テンプレート:音声ルビ 802]] — ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)/メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)/パーソナル・エリア・ネットワーク(PAN)等に関する標準規格
- [[IEEE 802.1X|テンプレート:音声ルビ 802.1X]] - LAN接続時に使用する認証規格
- テンプレート:音声ルビ 802.3 — 有線LANに関する標準規格(イーサネットを参照のこと)
- テンプレート:音声ルビ 802.3 — 10BASE-5/2/T
- テンプレート:音声ルビ 802.3u — 100BASE-TX
- テンプレート:音声ルビ 802.3ab — 1000BASE-T
- テンプレート:音声ルビ 802.3an — 10テンプレート:音声ルビBASE-T
- [[IEEE 802.11|テンプレート:音声ルビ 802.11]] — 無線LAN(WLAN)に関する標準規格
- テンプレート:音声ルビ 802.11
- [[IEEE 802.11#IEEE 802.11b|テンプレート:音声ルビ 802.11b]]
- [[IEEE 802.11#IEEE 802.11a|テンプレート:音声ルビ 802.11a]]
- [[IEEE 802.11#IEEE 802.11g|テンプレート:音声ルビ 802.11g]]
- [[IEEE 802.11#IEEE 802.11j|テンプレート:音声ルビ 802.11j]]
- [[IEEE 802.11#IEEE 802.11n|テンプレート:音声ルビ 802.11n]]
- [[IEEE 802.15|テンプレート:音声ルビ 802.15]] — 無線PAN(WPAN)に関する標準規格
- テンプレート:音声ルビ 802.15.1 — Bluetooth
- テンプレート:音声ルビ 802.15.3a — 超広帯域無線(2006年1月標準仕様策定断念)
- テンプレート:音声ルビ 802.16 — 無線MAN (WMAN) に関する標準規格
- テンプレート:音声ルビ 802.16 — Wireless MAN
- テンプレート:音声ルビ 802.16e — Mobile Wireless MAN
- [[IEEE 1003|テンプレート:音声ルビ 1003]] — POSIX
- [[IEEE 1076|テンプレート:音声ルビ 1076]] — VHDL
- [[IEEE 1149.1|テンプレート:音声ルビ 1149.1]] — JTAG
- [[IEEE 1275|テンプレート:音声ルビ 1275]] — Open Firmware
- [[IEEE 1284|テンプレート:音声ルビ 1284]] — コンピュータとプリンターの接続に関する規格(プリンタポート)
- [[IEEE 1364|テンプレート:音声ルビ 1364]] — Verilog
- [[IEEE 1394|テンプレート:音声ルビ 1394]] — FireWire(i.LINK、DV端子)
- [[IEEE 1541|テンプレート:音声ルビ 1541]] — Prefixes for Binary Multiples(2進接頭辞)
- [[IEEE 1800|テンプレート:音声ルビ 1800]] — SystemVerilog
- [[IEEE1888|テンプレート:音声ルビ 1888]] — UGCCNet
などがある。
表彰制度
テンプレート:音声ルビは電気電子工学に関する賞を授与することでも知られている。
- [[IEEE栄誉賞|テンプレート:音声ルビ栄誉賞]]
- [[ベルメダル|テンプレート:音声ルビベルメダル]]
- [[エジソンメダル|テンプレート:音声ルビエジソンメダル]]
- [[ニシザワメダル|テンプレート:音声ルビニシザワメダル]]、工学者の西澤潤一の名を冠している。
- [[IEEE金メダル|テンプレート:音声ルビ金メダル]]
- [[IEEEマイルストーン|テンプレート:音声ルビマイルストーン]]
- [[ハミングメダル|テンプレート:音声ルビハミングメダル]]
- [[フォン・ノイマンメダル|テンプレート:音声ルビフォン・ノイマンメダル]]
- [[IEEEキルヒホッフ賞|テンプレート:音声ルビキルヒホッフ賞]][9]:この賞は、電気回路とシステムの基礎技術において歴史的な意義がある優れた貢献を顕彰するために2003年に設立されたものである。日本人受賞者に渡部和がいる。
などがある。表彰一覧も参照。
脚注
- ↑ テンプレート:Lang-en-short
- ↑ FAQ A3
- ↑ テンプレート:Lang-en-short
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- ↑ テンプレート:Lang-en-short
- ↑ テンプレート:Lang-en-short
- ↑ テンプレート:Lang-en-short
- ↑ テンプレート:Lang-en-short
- ↑ テンプレート:Lang-en-short
外部リンク
- テンプレート:ドメイン名(英語)
- 日本におけるテンプレート:音声ルビ組織
- 日本カウンシル(日本代表)